【歌 い 手】声が聞こえないあの子は何でも屋。Part.2

51言目。 ページ9

まふまふside









その日、僕がそらるさんからのlineを見たのは作業に行き詰り、ゲームを始めようとした時だった。




そらるさん明日、面白いことになりそうw



……面白いこと？
僕はん？と首をかしげて考える。



といっても疲れていて上手く頭が働かない。









まあいっか。明日になればわかるだろうし。

って、明日って確かそらるさんと一緒にバンドの皆さんと会う日だっけ？









いつも一緒にしている方とは別の方達らしいし、どんな人達なのかなー？
いい人達だといいなぁ！









ーーー









という心配は、どこかへ吹き飛ばされたようです。
あ、今僕はとあるスタジオにいます。









「そらるさん？」


「はいそらるさんです」


「とても見たことのある方がいらっしゃるんですが。」


「そうですねぇ」









なるほど。昨日のあれはこういうことだったのか……！！！









僕の視線の先には、目を逸らすように顔を背ける美少女さんの姿が。
そう、アスイロさんことAさんだ。








確かにめっちゃ楽器沢山弾けるとは言っていたけれども……









Aさんはキーボードの前に座っている。
他には男性が6人、女性がAさん含め4人。









「えっと、まふまふです！皆さんよろしくお願いします！！」


「そらるです。今回はよろしくお願いします。」









僕達が自己紹介すると、Aさんの近くにいたギターの男性が立ち上がって言った。









「僕はLowと言います。こちらこそ、声をかけていただきありがとうございます。こちらこそよろしくお願いしますね！」



「俺はアクトと言います！よろしくお願いします！」









今回は2つのバンドが合同で演奏してくださるらしい。どうやらさっきのお二人はリーダーのお二人だったみたい。


それよりもAさんとお話がしたかったんだけど、すぐに打ち合わせが始まったので、僕はそっちに集中した。


………てか、そらるさん知ってたなら教えてくれたらよかったのに！！！









………いや待てよ？
てことはライブが終わるまでかなりの時間アスイロさんといられる？


最高()









「まふまふ、集中。」


「ﾊｲ」









そらるさんがこつん、と僕の頭をつつき、僕はあはは、と苦笑いを浮かべた。








＊-＊-＊


こ、こんな感じですよね？！
なんかしばらくどう繋げようか迷ってたらよくわかんなくなってきてしまった(((



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