生まれてきちゃってごめんなさい (ページ19)

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終章ページ19

gr｢総統室に来い｣

そう連絡が入って、今総統室に向かっている。

あの日、鬱先生と話して以来、気分がスッキリしている。

また何か言われるのだろうか。でも、もう何を言われてもいい。そこに前の私はいないから。幹部をやめろと言われても、死ねと言われても、私は潔くそれをやり遂げるだろう。

総統室のドアを開ける。中には幹部が勢揃い状態だった。

『ご要件はなんでしょうか。』
意気揚々と答える私に、グルさんは言った。

gr｢今まですまなかった。これからはみんなに愛されてくれ。｣

…………………What's？
『……………は？』

ut｢ﾌﾞﾌｯ‪w｣

…え？
『え？開口一番愛されてくれとは…？？？』

謎に染まった頭を一旦整理する。

周りの幹部は今にも笑いそうな、控えめな笑顔だった。

gr｢歓迎会がまだだったな。今夜やるゾ！｣
『え？？？？なに？？？もう入って2ヶ月ほどですけど？？』

誰かに名前を呼ばれる。

｢A｣

｢…イヤーカフ、付けてくれたん？｣

『ロボロ…』

｢似合っとるよ｣

ニヒルな笑みをこぼすロボロ。嬉しくて泣きそうで、ぎゅってしたくなった。

rbr｢…おいで…？｣

顔を赤くして両手を広げるロボロ。
周りの目なんてどうでもよかった。
ただ、嬉しくて、どうしようもなくて。

『ロボロ…！』

ぐすっ、と小さく泣くと、頭を撫でてくれる。本当に優しいのにどうしてだろう。

rbr｢ごめんな。仕事忙しくて…いや、言い訳にしかならへんな。ほんまにごめん。｣

そういってロボロは言う。

｢また、笑ってくれる？｣

もちろん。

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これにて終わりです♡
長編を考える脳みそがまだなかったので物凄く短い小説となりました。
一応新しく小説は書くつもりです。
見てくれた方、ありがとうございます。

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