【REBORN】地球最後の告白を

〜Ventiquattro〜 ページ25

中に入ると華美な装飾が施されていて、庶民の私には落ち着かなかった。

シャンデリアに絵画に花瓶、レッドカーペット。

私には縁のないものばかりで興味がひかれる。



「ふふっ……そんなに珍しいか？」



「！」




前を歩いていたジョットは私がキョロキョロしているのに気づき、振り返って笑った。



「…まぁ…庶民だから…」


「そうか？」


「…ジョット、旅して金銭感覚おかしくなった？」


「失礼だな、普通だ」




そんなくだらない会話をジョットの隣で聞いていたＧさんは仏頂面をしている。

そんなに私が気に入らないのかな…

それとも警戒してるだけ？

そこまで露骨にされると…流石に私も…


ジョットは私がＧさんの様子を気にしてるのを気づいたのか、Ｇさんを見て眉をしかめた。


「Ｇ…またそんな仏頂面して…」


「…どうしてこいつは中に入れたんだよ」


どうやら私だけ特別に中に入れたのが気に入らなかったらしい。


「そんなことか…あれ、言ってなかったか？」


「何をだ？」


「こいつが……」


「わ……」



そうジョットが言った瞬間、引っ張られるような感覚がした。

びっくりして目をつむると、何かに包まれるような感覚がした。


目を開ければすぐそこにジョットの顔があった。




「俺の大事な……


　





　


　






　


　




　




　




　







　



幼馴染みだ」



　






私はその言葉に少しガックリきたのは言うまでもない。

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