〜Diciannove〜 ページ20
「じゃあ、俺の仲間を紹介しよう」
広場の真ん中でジョットは群がっている人々に言った。
ジョットの声はもともと遠くまで響くりんとした声で、少し離れた私の元まで届く。
ジョットの声を聞こうと街の人々も静かにするのでもっとクリアに聞こえる。
「じゃあ…まずはＧからだ」
そう言って横にいた赤い髪で刺青を入れた男の人を前に立たせた。
少し目つきが怖いかもなぁ、睨んでるように見える。
「…Ｇだ、ジョットの右腕だ」
「Ｇぶ愛想なんだもんねー」
「るせぇ！」
横からちゃちをいれたもじゃもじゃの緑頭の青年はＧという男性に殴られていた。
仲が悪いのだろうか、すごく険悪なムードである。
「二人とも喧嘩はやめるでござる。ジョットに恥をかかせるつもりか？」
と、そこにすごく不思議な格好をした男の人が間に入った。
頭に黒い長いの被ってて、服は…日本の『巫女』の着物みたいな……
私と同じ日本人だろうか？
「それは……」
「…ちっ……」
効果は絶大だったのか、二人は引いていく。
すごいな…と思ったのは私だけではないらしい。
「拙者は雨月でござる。日本人ではあるが…よろしく頼む！」
人懐っこい笑みを浮かべてイタリア語を話す。
やっぱり、私と同じ日本人……
なんだか親近感がわく。
仲良くなりたい、と思った。
「…アラウディだよ。ねぇ名前だけ言ったからここからさっさと消えていい？」
そんな衝撃的な言葉を発したのはクリーム色の頭の、目つきが鋭い男の人。
他の人も驚いたのか、ちょっとしたどよめきがおこる。
「あぁ…付きあわせてすまなかったな」
「ふん……じゃあね」
ジョットから許しを得て、彼は広場から消えていった。
何だったんだろう……
「まったく…アラウディは究極に自分勝手すぎるぞ！」
神父のような格好をした黒い髪の男の人は少し
呆れ気味にアラウディといった男性が去っていった方向を見た。
「俺はナックル、究極に戦う神父だ、よろしくな！」
暑苦しいくらいの勢いで自己紹介をする人は始めて見た。
…それから究極の使い方を間違っているのではないかと思ったのはここだけのお話。
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剣姫(プロフ) - 桜さん» そうなんですか？指摘ありがとうございます。 (2013年12月12日 10時) (
レス) id: dc7c621dd0 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ボカロの曲って本当は使っちゃいけないんですよ。犯罪ですから。 (2013年12月12日 9時) (携帯から) (レス) id: f012e85f71 (このIDを非表示/違反報告)
剣姫(プロフ) - 出席番号２１番さん» ありがとうございます！原曲、いい曲ですよねぇ(*´∀｀)期待に添えるよう、頑張ります！ (2013年9月18日 15時) (レス) id: dc7c621dd0 (このIDを非表示/違反報告)
りんちょ(プロフ) - えええええええ｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2013年9月18日 15時) (レス) id: 3a119346ee (このIDを非表示/違反報告)
出席番号２１番(プロフ) - とってもドキドキして冷や汗が止まりませんｗ原曲を知っていると胸が痛くなります。更新応援してます！頑張って下さい＾＾＊ (2013年9月15日 14時) (レス) id: c9b1900a65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：剣姫 | 作成日時：2013年8月25日 15時
