〜Dodici〜 ページ13
数ヶ月後、私は街に買い物をしに家を出た。
買い物は大抵父さんか母さんが行っていたのて久しぶりの外の風は気持ちよかった。
「…外に行く理由もないからなぁ…」
頭の中に毎朝会っていた彼の顔を思い出す。
……寂しいなぁ
そんな考えが浮かんだあたしはふっと思わず笑ってしまった。
「…で、何を買うんだっけー…」
母さんに渡されたメモを見る。
人参に砂糖、トイレットペーパー、オレンジ、それから…小麦粉。
割と沢山あるな…店がどこにあるのか分かんないや。
ここにはあんまり来ないからなぁ…
「…ここなら人参とオレンジ買えるかな」
ふと見つけた八百屋さんの前で足を止める。
店の外には美味しそうなクダモノヤ野菜が色とりどりに置いてあった。
「あぁ…あった」
人参とオレンジを見つけてレジへ持っていく。
「すいせん、これください」
「！……７¢よ」
レジにいたおばさんは私を見ると、少し眉の間に皺を寄せて言った。
…そんなにジャポネーゼが気に入らないのかなぁ…わたし達は何もしてないのに。
『あっ、ジャポネーゼだぁ！』
『うわ、近寄るなぁ！』
周りを走る子供は私を避ける。
……慣れたけどね。
『おいお前っ！』
その中の一人に呼び止められた。
「…なに」
『えいっ！』
「……っつ！？」
私はその子供に石を投げられた。
『やった、当たったぁ�・！！』
『もう、やめなさい？』
『あ、ママン！』
頬に当たった石には私の血がついていた。
子供の母親と想われる女の人はしょうがない、といった顔で子供を呼び寄せた。
……私、本当に何もしてないのになぁ……
頬に当てていた手を外して、思わず落としてしまった買ったものを拾う。
そのときだった。
「……ば、…化物……っ！」
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剣姫(プロフ) - 桜さん» そうなんですか？指摘ありがとうございます。 (2013年12月12日 10時) (
レス) id: dc7c621dd0 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - ボカロの曲って本当は使っちゃいけないんですよ。犯罪ですから。 (2013年12月12日 9時) (携帯から) (レス) id: f012e85f71 (このIDを非表示/違反報告)
剣姫(プロフ) - 出席番号２１番さん» ありがとうございます！原曲、いい曲ですよねぇ(*´∀｀)期待に添えるよう、頑張ります！ (2013年9月18日 15時) (レス) id: dc7c621dd0 (このIDを非表示/違反報告)
りんちょ(プロフ) - えええええええ｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡｡ﾟ(ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡ (2013年9月18日 15時) (レス) id: 3a119346ee (このIDを非表示/違反報告)
出席番号２１番(プロフ) - とってもドキドキして冷や汗が止まりませんｗ原曲を知っていると胸が痛くなります。更新応援してます！頑張って下さい＾＾＊ (2013年9月15日 14時) (レス) id: c9b1900a65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：剣姫 | 作成日時：2013年8月25日 15時
