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メロンパンとプール3 ページ38

「ねぇ猫川さん」








江戸川君に話しかけられる。








「何だ?真相が読めたのか?」

「うん。そのために実験したいんだ。協力してくれる?」

「NOと言うはずないだろ」






パチンとウインクかませば、江戸川君は満足そうに微笑んだ。




江戸川君の指示通り、高木が入るくらいの水槽を用意し、プールに再び水を張る。








「で、こんな実験して、証拠はあるのか?」








プールの水面が上がっていくのを眺めながら江戸川君に聞く。








「もちろんあるさ。釣り糸を巻き取る時、束にしただろうから、指紋がぴったり合う所が何箇所かあるはずだよ」








JK探偵の子が俺の言葉に答えるように言う。









「おい待て、まさか・・・・・・」

「それくらい見つけられるよな?鑑識さん」

「マジかよ・・・・・・できる。できるけども」

「頼んだぞ」








俺は一人悲しく証拠品と向き合うため、本庁に帰る支度をする。

別の証拠品を持ち帰ると言ってる先輩の車に乗せてもらうつもりだ。



荷物を持ち、ホテルを出た瞬間、どこかからか視線を感じた。






・・・・・・誰だ?




なんとなく、ホテルの上の方の階を見る。

とある一室のカーテンが揺れていた。








_____
_______









「猫川君?楠田陸道の車に関する報告書、早く出すようにと公安から催促が来てるんだが?」









激おこぷんぷん丸の鑑識課長が阿修羅の顔で立っている。









「ああそれですか。もうできてますんで、持ってきますね」

「そういう問題じゃなくて、君はいつも書類の提出期限を守らないね。捜一からも多数クレームが入ってる。そろそろ減給処分どころじゃ済まなくなってくるよ」

「ええ、俺減給処分中だったんですか。安月給だなーとは思ってたけど」

「君ねぇ・・・・・・」








課長のお説教は1時間続き、終わった頃には空が真っ赤になっていた。







その後、公安部に報告書届けに行ったら、めちゃめちゃ警戒されたけど、何で?

(答え:降谷さんに盗聴器の件、怒られた)

メロンパン IN THE PARTY→←メロンパンとプール2



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ぶどう - フウマさん» 了解です!緋色シリーズのエピローグまで書いてから、検討します! (2022年5月17日 20時) (レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
フウマ(プロフ) - 過去編と純黒の悪夢とゼロの執行人、書いてほしいです! (2022年5月17日 19時) (レス) @page30 id: 5bc30b04a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぶどう | 作成日時:2022年5月8日 12時

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