ゼロとメロンパンの執行人１２ ページ24
とりあえず目暮サンに連絡して、強行犯３係に動いてもらうか。
お昼のメロンパンを鞄から取り出し、公園のベンチに座って頬張る。
アリバイが固まりさえすれば、焼き付いた指紋は転写しやすいわけだし、物証は難癖つけられる。
そう思い、スマホを開いて、連絡先の［目暮警部］をタップした。
《猫川君っ！》
やっと出たと言わんばかりの勢いで目暮サンの声がした。
「え、どうしました？目暮サン。んな焦って」
《君、５日前にあった殺人事件の証拠、破壊したのか？》
５日前の殺人事件？そんなのあったか？
もはや記憶にないが、証拠を壊すなんてことがあったら忘れるはずがない。
「はぁ？するわけないじゃないですか。さすがにそんなゴリラじゃねぇっスよ」
《それがな、その事を公安に訴えられて、君今、自宅謹慎を命じられたぞ。上司から連絡ないか？》
「あー･･････来てます。なるほど。勝手に捜査しに行ってるのを咎められると思って無視ってました」
たしかに通知数エグかったなぁと呑気に考える。
にしても公安が訴えてくるなんて、普通に考えてもおかしいだろうに。
よくそんなのが強行できたな。
《とりあえず、君はもう捜査する事は･･････》
「ああ、その事で電話したんですよ、目暮サン。アリバイです。毛利さんのアリバイを探してください」
《あ、アリバイ？しかし、記憶にないと･･････》
「毛利探偵事務所近くの防犯カメラ見て、地道に探ってください。記憶になくても物証があればいけます」
《なるほど、わかった。すぐに高木君たちに頼むよ》
「お願いします」
目暮サンの電話を切った後、上司からの電話に出た。
上司は、俺が証拠を壊すはずがないと懸命に掛け合ってくれたらしいが、公安の圧力がかかっててどうにも出来なかったと悔しげに言った。
俺はどっかのクソ真面目野郎かと、歯がみしながら、謹慎を受け入れた。
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ぶどう - 颯さん» コメントありがとうございます！もうすぐ続編出すので、これからも楽しんでくだされば幸いです。 (2022年9月29日 8時) (
レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
颯 - はじめまして、繰り返し小説読ませて頂いています！とても好き、とにかく猫川さんの性格、言動、全て好きです。これからも読み返していこうと思います。頑張ってください！ (2022年9月23日 21時) (レス) @page47 id: 65bc4a3600 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - ( ･´ｰ･｀)どやｗさん» すいません、不親切でしたね。コメントで言ってもらって大丈夫です(むしろそれ以外の方法がわからない)。ルパコナは書く気満々です。コメントありがとうございました！ (2022年8月29日 18時) (レス) @page46 id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
( ･´ｰ･｀)どやｗ - えっと…コメントで言って良いのか悪いのか…。コメントでリクエストをお願いします。それでルパコナでお願いしたい…！ゼロとメロンパンの執行人という素敵なお話有難う御座います！どんな最新話でも楽しみにしてます！ (2022年8月29日 16時) (レス) @page46 id: 4e2cb1d965 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - おと。さん» コメントありがとうございます！ただのめんどくさがりな三軽男なんですが、気に入ってもらえて嬉しいです。頑張らせていただきます！ (2022年8月16日 19時) (レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぶどう | 作成日時：2022年8月7日 11時
