俺の焼きたてメロンパン冷めるんだけど【名探偵コナン】

ゼロとメロンパンの執行人１３ ページ25

妃法律事務所と某地図アプリで検索して、目的の場所につけば、ちょーど名探偵君に会った。

近くに蘭さんと、弁護士バッチの付けた人が２人。

どちらかが今回担当の弁護士さんで、もう１人が妃さんなんだろう。







「あっ、猫川さん！どうしたの？」

「やあ探偵君。どこ行ってたんだい？」

「裁判所だよ。公判前整理手続きがあったんだ」








そういや、日下部さんがそんな事言ってたな。








「君は公判前整理手続きまで知ってんのかい、大したもんだな」

「さ、さっき英理おばさんに聞いたんだよ」








少し慌てたように繕う江戸川君に苦笑する。








「にしても猫川さんはどうして」

「毛利探偵の無実を証明しようと思って色々嗅ぎ回ってたら、公安に目つけられちゃって、謹慎処分くらった」

「じゃあお父さんを助けようとして･･････」








申し訳無さそうにする蘭さんに、大丈夫ですと微笑む。

ちょっと反応が安室サンぽかった気がして、内心舌打ちをした。








「それより江戸川君。君はどこまで掴んでる？」

「白鳥警部が持ってきてくれた証拠書類のおかげで大体はわかってる」

「そっか。こっちは今高木たちには毛利さんのアリバイを立証するために駆けずり回ってもらってる」









顎に手を置いて考える動作をする江戸川君を見つめる。

さて、この小さな脳は今どれだけのスピードで回ってるのか。







「ねぇ、猫川さん。謹慎処分になったって言ってたよね？」

「ん？あぁ、そうだよ」

「ならこれからは僕に協力してくれる？」

「いいよ。しばらく登庁できないし、ここの方が情報が入りそうだ」








意味深に笑って、江戸川君を見れば、気まずそうに苦笑いをした。




にしても、あの橘って弁護士さん、なんか見覚えがあるんだよな。

どっかで会ったっけ？

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