検索窓
今日:35 hit、昨日:262 hit、合計:59,524 hit

ゼロとメロンパンの執行人8 ページ20

「お久しぶりです、橋本警視」

「やあ。あと、外であまりその呼び方をしないでくれるかな」

「はいはい。にしても、ちょっと前まで妙にちょっかいかけて来やがって」








ガラスの破片の事件に派遣された事で、呼び起こされた記憶。

そこから、江戸川君に正体を暴かれるまでの過程を思い出して苦い顔をする。








「何のことかな?」








あくまでとぼける橋本さんを軽く睨み、前の席に腰掛ける。

ここは都内の小洒落たカフェ。幸い近くのテーブルに客はいない。









「降谷は知ってんのか?俺のこと」

「そこは私が責任を持って情報は保護しておいたよ」

「やっぱりアイツも俺を探ってたわけか。にしてもそーゆーとこだけしっかりしてるよね」









呆れつつ、お冷やを出しに来た店員さんにアイスコーヒーを頼む。橋本さんは紅茶を頼んだ。









「・・・・・・で、何の用だい?」








ピリッと空気を変えた橋本さん。

怯まないよう、俺も心をドシっと山のように据えた。









「とぼけんな。毛利小五郎の件だ。公安の仕業なのはわかってんだよ。・・・・・・誰が指示した?」

「ふーん、どうするか・・・・・・

それよりA君、少しスマホ貸してくれないかい?」

「ハァ?」








スマホをポケットから抜き取り、差し出せば、なぜか自分の顔の正面に持ってきてニッコリ微笑む橋本さん。








「どうだい?君も少し休憩(ティータイム)にしないかい?」

「何言ってんだアンタ。sir○でも誘ってんのか?」








俺の言葉を軽くスルーした橋本さん。



ちょうど店員が、アイスコーヒーと紅茶を持ってきたのを良い事に、ガン無視こいて優雅に紅茶を楽しみ始めた。







・・・・・・腹立つ。

ゼロとメロンパンの執行人9→←ゼロとメロンパンの執行人7



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (109 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
536人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ぶどう - 颯さん» コメントありがとうございます!もうすぐ続編出すので、これからも楽しんでくだされば幸いです。 (2022年9月29日 8時) (レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
- はじめまして、繰り返し小説読ませて頂いています!とても好き、とにかく猫川さんの性格、言動、全て好きです。これからも読み返していこうと思います。頑張ってください! (2022年9月23日 21時) (レス) @page47 id: 65bc4a3600 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - ( ・´ー・`)どやwさん» すいません、不親切でしたね。コメントで言ってもらって大丈夫です(むしろそれ以外の方法がわからない)。ルパコナは書く気満々です。コメントありがとうございました! (2022年8月29日 18時) (レス) @page46 id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)
( ・´ー・`)どやw - えっと…コメントで言って良いのか悪いのか…。コメントでリクエストをお願いします。それでルパコナでお願いしたい…!ゼロとメロンパンの執行人という素敵なお話有難う御座います!どんな最新話でも楽しみにしてます! (2022年8月29日 16時) (レス) @page46 id: 4e2cb1d965 (このIDを非表示/違反報告)
ぶどう - おと。さん» コメントありがとうございます!ただのめんどくさがりな三軽男なんですが、気に入ってもらえて嬉しいです。頑張らせていただきます! (2022年8月16日 19時) (レス) id: 0aed378d42 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ぶどう | 作成日時:2022年8月7日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。