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「なかむ、大丈夫かよ」
「……平気。うん、平気！ じゃ、じゃあね二人とも！ 俺こっちだから、うん、また明日ね！」
ハイライトの湿った目で無理矢理笑うと、なかむはものすごいスピードで走り去っていった。
シャークんが心底不思議そうに言う。
「……あいつ、にあのなんなんだろ」
「どうだろう、でも——」
その言葉の先ほ、口にしなかった。
シャークんは黙ったまま歩いていく。
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結局あの後はお互い気まずそうに「じゃあ」と別れただけで、なんの言及もすることができなかった。
あのあからさまななかむの態度が引っ掛かる。
『にあちゃんカッター事件』……。その件について詳しく知りたいところだけど、どう調べればいいのか……。
もやもやしたまま学校に向かうと、悩みのタネの一つである柊さんがやってきた。
「きんとき君、おはよっ！」
「わ、あ、うん、おはよ……」
抱きついてくるその腕になにか仕込まれている気がしてならない。
俺は思いきって柊さんに聞いてみた。
「ひ、柊さんってさ……。えっと、ど、どこの小学校に通ってたの？」
「えっ？」
予想外の質問だったのか、柊さんは目を丸くする。
そして少し声を低くして、
「
「ううん、ちょっと気になっただけ」
そう言いながら、俺の頭のなかは酷く混乱していた。
東町第二……そこは、なかむが通っていた小学校だ。
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うい(プロフ) - あずきさん» お褒めのコメント嬉しいです。更新頑張るので、是非また来てくださいね。 (2022年9月23日 13時) (
レス) id: a7df37f5cd (このIDを非表示/違反報告)
あずき - 面白いです~！！応援してますっ！！ (2022年9月23日 13時) (レス) @page1 id: fed7a00a2d (このIDを非表示/違反報告)
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