お兄ちゃん 参【鬼滅の刃】

佰弍拾刀 ページ21

勘定をすませ、少し嬉しい気分で時雨ちゃんをまった




煉獄さんも財布を見ている




『...』

自然と口角が上がり、ちょっと変な人なきがして
静かに息を吐いた



時雨ちゃんは真剣そうに耳飾りを見ている

女の子だから、きっと似合うだろう




いつ巌勝さんにあるだろうか、と考えていると
後ろからとんとんと肩を叩かれた




『へ?』


そこにたっていたのは、洋服をきた童磨さんがいた
なんで鬼なのに昼にいるんだ...?もしかして帽子?

「ふふ、休暇中かい?」

『あー昨日任務が終わって、今日は入ってませんからね』

そっかぁと返事を返す童磨さん


『あの..』
彼の耳元に寄り、小さな声で話す



鬼なのに、こんなお昼に出てきて大丈夫なんですか?

「ああー。一応いっぱい服きたから、まぁ怖いから日陰を通ってるけどね」

そっか、ここ建物が多いから端っこを通れば当たらないんだ

「連れはいるの?」

『え?はい、いますよ』



そういうと少し笑顔を作り


「連れ去ってもいい?君」



『...え?』


「はい、今返事した」

『え!?』




ぐいっと手を引っ張りずいずい進んでいく

『え、ま、待ってください』




立ち止まろうと、反対方向に力を入れる

童磨さんはピタリと止まり、俺を自分の近くに引き寄せた








.









「黙ってついていこい」


低く、冷たい目ですごまれ、身体が固まる

全体が恐怖で支配され
何も、抵抗できなくなる



また強く手を引かれ、大人しくついていった






『(ごめん..時雨ちゃん、煉獄さん)』


情けない








情けないな、俺









「(こうすれば、君が俺の言うことを聞くことを知っている)」

佰弍拾壱刀→←百拾玖刀

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す