吸血姫の遊戯事情。【ベイブレードバースト神】

ベイ製作開始！ ページ7

「じゃあ、始めましょうか」
そう切り出すパチュリー。
これから、私専用ベイを創るのだ。
思わずゴクリ、と唾を飲み込む。
この先、共に歩むパートナーだ。少しばかりは緊張もする。

「フラン、レーヴァティン出して」
「……は？」
え、なに。なんでレーヴァティン？
「えーっと…なんで？」
「レーヴァティンをモチーフにした物を創ろうと思っているのだけれど」
わーお。まさかのレバ剣のベイとは。
まあでも、私らしさがでていいかもね―
「わかった。
禁忌『レーヴァティン』」
火が出てると危ないから、黒いグネグネしたのを渡す。先がハートっぽくなってるやつね。

「はい…完成まで時間がかかるから、出来たら小悪魔を貴女の所に行かせるわ」
「うん。ありがとパチュリー」
ベイの事はパチュリーに任せるとして、どこにいこうかなあ。

…でも、ベイが出来たら、こんな風に暇な事なんて無くなるんだ。
そう考えると、唇が薄く弧を描く。
楽しみだなあ…

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