吸血姫の遊戯事情。【ベイブレードバースト神】

退屈な毎日 ページ3

「はあ―…」
先程から溜め息ばかりついてしまう。
まあ、それも仕方ないだろう。
なにしろ＿＿＿









「…することがない」
本当に、本当に、することがない。

紅霧異変から、かなり活動的になった。
それでも、約495年生きているうち、殆ど引きこもっていたのだ。
遊びのレパートリーとか、そんなん少ないし。
お姉さまとお茶会とか、門番やメイドと話すとか、図書館で本読むとか、弾幕ごっことか。
毎日それの繰り返し。いい加減飽きた。
それって平和でいいことなのかもだけど、
何て言うか、こう＿＿新鮮さがほしい。
せっかくある長い命、有意義に使いたいしね！





…っていうことをお姉さまに訴えると、お姉さまは
「ああ、私の愛しいフランドール…まさか貴女の口からそんな言葉を聞けるようになるなんて…フラン、おねえちゃんはうれしいよおおお！」
とか言って泣きついてくる。めんどくさ。









……べ、別に嬉しくなんてないんだから！

とにかく！
私は、こんな同じことしかない毎日なんて、いやだ！

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