No.8 味なしカキ氷 ページ10
『あ、道宮さんだったんだ』
道宮の言葉にAが振り返ると
久しぶり、とお互いに挨拶を交わす
管「あれ、知り合い？」
その様子に俺達は首を傾げる
『中学の時試合で当たってちょっと話したの』
道「そ！その試合はコテンパンにやられちゃったんだけどね〜」
管「そういやAも
中学の時は選手として部活やってたんだもんな」
『そういうコト』
道「今はマネージャーやってるって聞いて
っていうか雑誌とかテレビ観てびっくりしたよ！」
『雑誌…テレビ…お恥ずかしい限りで』
道「それに全日本ユースにも選ばれてるし！」
澤「そういや合宿の後そっちの練習だったんだよな」
『そうそう』
東「スゲーなほんと」
『そんな話は置いといて！
道宮さんはこの後の予定とかは？』
澤「そうだな、こんな引き止めてて大丈夫か？」
道「うん！
私これからおばあちゃんちなんだ
あ、夏休みっぽいことっていうなら
宿題もするんだぞ！
私手伝えないからね！」
そう言って大きく手を振り
道宮は陽炎の揺れる横断歩道を渡って行った
『あ、徹のこと忘れてた』
それを見送ったAが
思い出したように体の向きを元に戻す
及「べっつにー俺は大丈夫ですよー」
拗ねてるな
『ならいいや』
あ、いいんだ
及「注文しといた」
さり気なくモテ男のパワーを目の当たりにしてしまう
『あ、ありがと
結局何にしたの？』
及「味なしカキ氷」
『えっ！？ほんとに！？』
焦るAを見て
及「ウソ」
そう言い笑ってAを見る及川の眼は
いつもとは違う優しく愛おしそうなものだった
＊
澤「さ、俺達もそろそろ注文するか」
管「だな！
すいませーん、注文お願いしまーす！
宇治金時とブルーハワイと、あと…
旭、どうする？」
東「え？俺、ちょっと待って！
ええと、イチゴのレモンのダブルでミルク…
じゃなくてイチゴとメロンにミルクで！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 190人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
未來(プロフ) - ユウさん» こちらこそよろしくお願いします(´∀｀*) (2017年2月5日 23時) (
レス) id: 92772c825e (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 未來さん» フォローありがとうございます。フォロバさせて頂きました！今後ともよろしくお願いします^^* (2017年2月5日 23時) (レス) id: f358816963 (このIDを非表示/違反報告)
未來(プロフ) - ユウさん» Twitterフォローしました！未來って名前でやってます。これからも作品楽しみにしてます♪♪ (2017年2月5日 18時) (レス) id: 92772c825e (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 誄さん» 明けましておめでとうございます！ありがとうございます！本当に励みになります。本年もどうぞよろしくお願いします (2017年1月5日 19時) (レス) id: f358816963 (このIDを非表示/違反報告)
誄(プロフ) - 明けましておめでとうございます！今年も作者様の事めいいっぱい応援させていただきます！今年も宜しくお願いいたします。 (2017年1月4日 8時) (レス) id: 473d6b98c6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユウ
| 作成日時：2016年12月23日 10時
