俺らのマネは＊3【ハイキュー】

No.9 ブルーハワイ ページ11

『徹もブルーハワイかと思った』





徹が注文してくれたカキ氷がきて私は言った





及「何で？」





『好きじゃなかったっけ』





及「うん、好き」





自分で言わせといて一瞬ドキッとしてしまうバカは



ハイ、私です





及「でもイチゴも好き」





徹のカキ氷はイチゴにミルクがかかっていた





『確かに徹イチゴ似合う』





及「…それ褒められてんのかな？」





『褒めてる褒めてる』





及「Aそれ棒読み」





『ま、イチゴも美味しいよね』





及「それにAのと一緒にしたら勿体ないデショ」





『？』





徹の言葉に首を傾げたその時

徹は持っていたスプーンで

私の氷山の頂上を持っていった





『あ』





という間にそれを口の中に入れる徹





及「うん、やっぱブルーハワイも美味しいね」





『そういう事ね』





及「そういう事

Aもイチゴ好きだよね？」





『うん、好き』





及「…ｯ

食べていいよ」





『やった、ありがと』





そう言い私も徹と同じように

スプーンをのばしかけたのだが



先に徹が自分のスプーンで

イチゴのカキ氷をすくったかと思うと

それを私の方に向けた





『お、ありがと』





なので私は素直にそれをパクッと口に含む





『んー、美味しい

夏のカキ氷は最高だね』





そう言って見ると

口元を押さえ顔を真っ赤にした徹がいた





『どうし…』





及「何でもない

ほら、溶けちゃう、食べるよ」





『？そうだね』





不思議に思いつつも今度も素直に

私は自分の氷山にスプーンをさしこんだ





＊＊＊









管「あいつらカップルかよッ」





東「え？あの2人付き合ってんの？」





管「まだ」





澤「でも及川でもあんな風になることあんだな」





管「見せつけてくれるな、チクショー！」





澤「ス、スガ？」









管「もう早くくっつけばいいべ！」









澤「とりあえず落ち着け、スガ」

No.10 裏切り者→←No.8 味なしカキ氷

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す