俺らのマネは＊3【ハイキュー】

No.20 決着 ページ22

行っけー行け行け

行け行け青城



押っせー押せ押せ

押せ押せ青城









いいぞいいぞトオル！

押せ押せトオル！

もう1本！









及「ナイスカバー岩ちゃん！」









矢「先輩の晴舞台に泥塗ったら

絶対に許さねえからな」









岩「思いっきり行けよ」





及「当然」









及「…才能開花のチャンスを掴むのは

今日かもしれない





若しくは明日か明後日か来年か

無いと思ってたら多分一生無いんだ」









及「これで一勝一敗だ

チョーシのんじゃねーぞ」





影「…乗れません」









＊＊＊





セットカウント2-1

勝者:烏野高校





＊＊＊









俺達の高校最後の試合が終わった





入「何を言おうとも

結果は結果のまま悔しさが薄まる事も無い

後悔の残るプレーもあるだろう



それでも先ずは言わせてもらいたい





よく戦った」





監督の言葉をあとに

皆は悔しさをこらえ観客席の方へ向かうが

俺は顔があげられなかった





完璧だった及川の超ロングセットアップ



あれを決められずに何がエースだ





俺の目から流れる悔し涙は

止まることを知らない





するとその時

ドスッと及川が俺の背中を叩き走って行った





岩「！？」





それから花巻、松川も無言で背中を叩いてくる



そして最後には優しく背中を押された





岩「！」





振り向かずとも分かった



この優しい手の主はAしかいない





岩「ありがとな」





『うん』





俺は気を持ち直して及川達に並び整列し

皆と観客席に向かって一礼した





「「「ありがとうございました！」」」





＊





青葉城西高校





春高宮城代表決定戦





準決勝敗退









＊＊＊





＊＊＊＊＊





ユウです



この場面何度読んでも泣きます

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