No.31 トランプ ページ33
『クロ絶対カジノでバイトしてたでしょ』
黒「は、何言ってんだよ」
『ムダに鮮やかすぎる』
菅「確かに」
クロ以外は皆私の言ったことに頷いた
黒「ムダとか言うなよ」
そんなクロにより
手際よくカードが配られゲームが始まる
皆真剣そのもので
誰がジョーカーを持っているのか分からない
手札の中からペアを捨て始めたその時
木「お、これ、いけんじゃねーか！？」
興奮した木兎が叫んだ
見ると手札は既に2枚となっていた
澤「おい、これ、ちゃんときったんだよな？」
けれど木兎以外の手元には
ちゃんと7、8枚のカードが残っている
海「悪運、ってやつかな」
木「運も実力のうちって言うからな！」
次いで再びじゃんけんとなったが
悪運はまだ尽きることなく勝ったのは木兎だった
木「ヨッシャ！俺の時代キタね！」
そう言って意気揚々と
スガから引いたカードで早速ペアができ
木兎は2枚のカードを捨てる
木「お！俺、もうあと1枚じゃん！」
一気にテンションが上がった木兎だったが
次の赤葦に手札を出すと
そのテンションは目に見えて下がった
木「あれ…？
俺って赤葦がこの1枚引いたら終わりなのか？」
赤「一抜けですね、おめでとうございます」
速攻で勝った挙句に駄々をこねだした木兎を見て
私達は呆気に取られる
赤「ほんとサーセン、ウチの、ちょっと、アレなんで…」
『いや、赤葦は悪くない』
黒「おう」
木「よーし、じゃあ王様命令な！
一番負けたヤツには俺様の腰を揉ませてやろう！
ありがたく思えよー！」
不貞腐れていた木兎がガタンと椅子を鳴らし立ち上がった
各々文句はあったがゲームは再開された
＊
『因みにさっきは誰勝ったの？』
クロの手札を選びながら私は尋ねた
黒「海」
『海か〜
じゃあ最下位は？』
木「あかーしー！」
赤「……」
『可哀想に
後輩イジメは良くないですよ』
そう言いクロの手元からカードを引き抜く
あ、ジョーカー
黒「今度はお前かもな、A」
ニヤニヤとこちらを見るクロ
『返り討ちにしてやる』
菅「なんか怖いから！」
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ユウ(プロフ) - ありがとうございます！訂正いたしました！ (2017年8月4日 20時) (
レス) id: 926e734020 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - この小説めっちゃ面白いです！！他の小説も頑張ってください！あと万円の笑みじゃなくて満面ﾃﾞｽﾖ!!! (2017年7月2日 5時) (レス) id: 446db82ac2 (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ(プロフ) - ぜひ、読ませてください。更新楽しみにしています！ (2016年10月10日 19時) (レス) id: 00f07bd6cb (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 赤髪の桜さん» そんなこと言っていただけるなんて嬉しすぎて泣きそうです｡｡｡これからもよろしくお願いします！ (2016年10月10日 12時) (レス) id: f358816963 (このIDを非表示/違反報告)
赤髪の桜 - 今まで読んできた小説の中で一番面白かったです！これからもがんばってください！(ノ´∀｀*)恋愛 (2016年10月10日 8時) (レス) id: 4b4301a4fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ
| 作成日時：2016年10月8日 20時
