No.9 通学電車 ページ11
『あら、烏野帰っちゃったか』
烏野の見送りに出ていた俺達が体育館に戻ろうとした時
後ろから声がした
木「おっ！Aじゃねーか！」
木兎の声を聞いた者は振り返り
Aの元にワラワラと集まる
黒「結構早く終わったんだな」
『うん』
赤「Aさんのそのジャージ…」
そこで赤葦の呟いた言葉に皆反応する
『ああ、そのまま来たから』
リ「ジャパン！」
『リエーフ、日向君と同じ事…』
そう言いクスクス笑うAに
リエーフは首を傾げた
夜「ほんとだ、スゲー」
山「すごいッスAさん！
マジすごいッス！」
黒「俺にもそのジャージ着させてくれよ」
『別にいいけど、多分だいぶ小さいかと』
海「やめとけ黒尾」
黒「ウッス」
＊＊＊
『相変わらずこっちの電車はいつも凄いね』
2日間の合宿も解散し
帰りの電車に乗り込むとAは言った
この時間帯は人が多く
満員でギュウギュウ詰めなのだ
『あれ、研磨がいなくなった』
Aの言う通り先程まで一緒にいた研磨がいない
黒「どっかにはいるから大丈夫だ」
宮城で迷子になった時とは違い
いつも使う通学電車なので迷子になることは無いはずだ
黒「にしても今日は一段と…っておわっ」
その時ガタンと電車が大きく揺れ
咄嗟にすぐそこにあったドアに手を付いた
『ク、クロ大丈夫？』
Aの心配する声が聞こえる
それも下から
黒「あ、ワリ」
気付くと俺は今
壁？窓？どっちを言えばいいか分からないがとりあえずドンしていた
まあでも結果この方が
Aが人に押し潰されなくなるな
黒「…少しの間我慢してくれ
人多すぎて態勢直せないから」
そう思いこう言ったのだが
『うん、でも』
黒「？」
『とか言って私の事かばってくれてるでしょ
全然苦しくないもん』
バレてるし
黒「それ言うなよ
恥ずかしいだろ」
『ありがと』
黒「…おう」
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ユウ(プロフ) - ありがとうございます！訂正いたしました！ (2017年8月4日 20時) (
レス) id: 926e734020 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - この小説めっちゃ面白いです！！他の小説も頑張ってください！あと万円の笑みじゃなくて満面ﾃﾞｽﾖ!!! (2017年7月2日 5時) (レス) id: 446db82ac2 (このIDを非表示/違反報告)
トモシビ(プロフ) - ぜひ、読ませてください。更新楽しみにしています！ (2016年10月10日 19時) (レス) id: 00f07bd6cb (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 赤髪の桜さん» そんなこと言っていただけるなんて嬉しすぎて泣きそうです｡｡｡これからもよろしくお願いします！ (2016年10月10日 12時) (レス) id: f358816963 (このIDを非表示/違反報告)
赤髪の桜 - 今まで読んできた小説の中で一番面白かったです！これからもがんばってください！(ノ´∀｀*)恋愛 (2016年10月10日 8時) (レス) id: 4b4301a4fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ
| 作成日時：2016年10月8日 20時
