俺らのマネは【ハイキュー】

No.43 TV ページ45

及「“王者”も“ダークホース”も全部食って

全国に行くのは俺達だよ」





＊＊＊





伊達工に勝ち1日目を終えた俺達は

青城の初戦、またセッターとしては未知だった及川を観てから

学校に帰って来た



寝ていたのを起こされバスから降りると

職員室からある先生が顔を覗かせる





「バレー部がテレビに映ってますよーっ」





これに食いつかない田中達ではない

すぐさまそれを観るため俺達は職員室に入って行った





「“そして続いての注目はAブロック”」





日「今日やった体育館だ！」





「“注目はやはり青葉城西高校主将の及川徹君ですね！

華やかなルックスで女の子のファンも多く

人気も実力も兼ね備えた選手です”」





その紹介と共に及川が映る





「“また青城のマネージャーである白咲Aさんも

最近話題となっています”」





それから及川にドリンクを手渡すAも映し出された





西「Aさん！」





「“及川君とは幼馴染みだそうですねえ”」





菅「…幼馴染みだったのか」





澤「残念か？」





菅「はっ、だ、大地何言ってんだよ！」





澤「そうか、悪い悪い」





菅「……」





確かに微妙な気持ちになった

でも残念…とは少し違う

なんかもっとこう…





「“そして明日この青葉城西に挑むのが

ベスト8確実と思われた伊達工業を

まさかのストレートで下し勝ち上がって来た

古豪、烏野高校です」





そんな事を考えていると烏野が紹介された

ついに自分達が映ると皆息を飲んだ瞬間





なぜかまた及川の映像に切り替わる





「「「……」」」





「“明日の3回戦の相手の烏野高校の印象を聞いてみました”」





及「“いいチームですよね！

全力で当たって砕けてほしいですネ！”」





『“ちょっと、徹！



す、すみませんほんと

烏野とはお互い全力を出し合えたらと思ってます”』





隣に映っているAは

無遠慮な及川に呆れた後

また笑顔に戻りそう言った





「“明日も熱戦が期待されます！

頑張ってほしいですね！

さて次の＿”」





「「「……」」」





「ぼっ…冒頭には一瞬試合シーンが映ってたんだよ！？

皆かっこよかったよ！？」





澤「先生ありがとうございました」





「あっ、いや…」





澤「よーしそれじゃあ



……やるか」





俺達は大地に続くように職員室を出て行った





「何を！？」





武「ミッミーティングですよ！」

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