俺らのマネは【ハイキュー】

No.33 強がり ページ35

『…もういいや』





孤「あ、諦めた」





うん、目の前の及川は

Aの話してた通りの奴だった





及「で何でAはトサカくんとプリンくんといるの？」





突然切り替わる話題





『んー、道案内』





それに対してAはただそれだけ短く返した





及「説明するのめんどくさくなったでしょ」





『嘘じゃないし』





及「ハイハイ」





及川は笑ってそう言い

あ、と思い出したように続ける





及「Aこの後まだ走る？」





『クロ達送ったらもうちょっと走ろうかな』





そういえばA、ランニング中だったな





及「じゃあ俺も一緒に走る」





『勿論』





その返事に及川は嬉しそうな顔を見せた



…こいつもAの事が……





黒「なあ、合宿所ってもうそこだよな」





『うん、この先ちょっと行ったところ』





黒「俺らこっからはもう大丈夫そうだ」





『ほんと？』





黒「元々研磨を見つけられれば良かったから」





『そっか』





黒「ああ助かった、ありがとな」





そう言って俺は今度は掴むんじゃなく

Aの頭にポンと手を乗せる





黒「また東京来る時連絡しろよ」





『うん

クロも研磨も合宿頑張ってね』





黒「おう、じゃあな」





一応及川とも挨拶をして

俺達は合宿所の方へ歩き出し

A達は反対方向へと走り出した









＊









孤「…最後まで送ってもらったら良かったのに」





黒「うるせ」

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