俺らのマネは【ハイキュー】

No.23 絵になる2人 ページ25

及「サーブ練始めるよー」





「「「オース！」」」





新入部員も新たに加わった青城バレー部は

今日も部活に励んでいた



私はそれを見ながら

手に持っているボードにスコアを書き込んでいく





そこでふと徹が目に入った






溝「どうした白咲」





突然手が止まった私に

隣にいた溝口コーチは首を傾げる





『…徹』





溝「え？」





『すみませんコーチ

少し早いですが1回休憩取ってもらっていいですか』





溝「？あ、ああ」





＊





サーブ練が始まり少しして休憩の指示が出た





金「にしてもAさんがここのマネしてるなんて驚いたよな」





国「ああ」





俺達はそのAさんから受け取ったスポドリを手に息を整える





金「何で青城にいるんだ？」





国「知らね

てかそもそも帰ってきてたんだな」





金「確かに…

て、あ」





国「どうした金田一」





金田一の視線の先では

何やらちょうどAさんが及川さんに

こっちに来いと手招きしていた





金「…2人並ぶと相変わらず絵になるよな」





国「……」





金「だってそうだろ見ろよ！」





国「…まあそうだけど」





誰が見てもそう思うだろう





金「ん？なんか及川さんベンチに座らされたぞ」





国「言われなくても見てるから分かるよ」





金「あ…そうか」





するとそんな及川さんの前にAさんがしゃがみ

及川さんの脚を触った





「「！？」」





金「な、何を…

こんな皆の前で…」





こちらがあたふたした所でどうにかなることは無いが

周りを見ると俺達以外も2人を見ていた

バレー部員も

上で及川さんを見ていた女子達も、皆





花「何やってんだあいつら」





松「岩泉、あれいいのか」





岩「…」





あの岩泉さんが何も言わない





それ程までに

及川さんとAさんの2人を取り巻く空気が違っていた









そう、傍から見れば違って見えたんだよ

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