No.18 視線 ページ20
異名がつくのは有難いことかもしれないが
私にはむず痒くどうも好きになれそうにない
そんな事考えながら会話は終わっただろうと思い
再びコートを向き集中しようとしたのだが
…すごく視線を感じる
ついにはそれに耐えかね再び振り向くと
まだそこには先程と変わらずこちらを見て立っていた
『…練習しないの？』
なかなか動かないのでそう尋ねると
牛「する
だがその前にもう一度観ようと思ってな」
そんな事を言う
私は何をと首を傾げると
彼は思わぬ事を口にした
牛「お前のフォーム綺麗だ」
『！』
牛「どうした」
驚く私に今度は向こうが首を傾げる
『いや…』
この牛わ…若利に突然そんな風に言われたら
誰でもびっくりするんじゃないですかね
牛「駄目か」
『別にいいよ
減るもんじゃないし』
牛「そうか」
『うん
あ、でもそれなら後ろじゃなくて横から観ても…』
牛「そうする」
＊＊＊
牛「お前は及川と付き合っているのか」
『ｺﾞﾎｯ…』
時間まで1回クールダウンしておこうということになり
私と若利はスポドリを飲んでいた
そこに突然そんな問いかけをぶっ込んでくる
牛「おい、大丈夫か」
『だ、大丈夫
…そっちこそ何急に』
牛「どうなんだ？」
『付き合ってない付き合ってない
中学の頃もよく聞かれたな…
てかここ2年会ってもないよ』
牛「そうか」
『うん』
牛「なら…」
「おっ、お2人さん早いね〜」
そこに他の人が入ってきた
『おはようございます』
若利も頭を下げる
「若利君相変わらず早いね
お、隣の君は白咲さんじゃないか？！
話は聞いてたけど今日からなんだ！
いつアメリカから戻ってきたの！」
なんか勢いのある人だな
『今日です』
そんなことを考えながら質問に答える
「うわお、大変だ」
『いえ、これからよろしくお願いします』
「よろしくね〜！」
そろそろ時間のようで続々と人が集まりだした
あれ、そういえば…
『さっきなんか言おうとした？』
牛「いや、何でもない」
『そう
ならいいんだけど』
＊
高2の夏
日本に帰ってきて最初の日のことだった
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あんこ - 北川第一が北山になってますよ (2018年6月9日 5時) (
レス) id: aed935a54c (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 刹那さん» ご指摘ありがとうございます。訂正いたしました。女バレの件ですが、重々承知しております。その上で勝手ながらお話の都合上そう設定いたしました。一応本文の方でも報告させていただきましたが、不快な思いをさせてしまったのであれば申し訳ございません。 (2017年8月7日 0時) (レス) id: 90a11583d9 (このIDを非表示/違反報告)
刹那 - 青葉城西が青葉西城になってましたよ。あと青城は女バレありますよ。 (2017年8月6日 23時) (レス) id: d416cfb795 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - トモシビさん» トモシビさん！ありがとうございます。やっぱりそこは夢小説ですしね(笑) (2016年8月21日 13時) (レス) id: c6df74eb7a (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - a i ra nさん» ありがとうございます！これからよろしくお願いします！ (2016年8月21日 12時) (レス) id: c6df74eb7a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ
| 作成日時：2016年8月19日 11時
