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ラップ209 ページ9

夢のような時間…

いや、夢であっては困る


そんなことを自問自答しながら、

先程のやり取りを思い出す


隣で眠りにつく彼、夢野先生を横目に

天井を見つめている


まさか、両想いだとは思わない

わたしだけ、一方通行の恋だとばかり

思っていて。


こういう経験がないわたしは、

どうしたらいいのか未だにわからない


でも、一つ嬉しいことは

"好き"の気持ちをいつでも伝えられること


今までとても、苦しかった

言ってしまえば関係が変わってしまうと思っていたから


あの距離感が心地よくて…

伝えられなかったが、今は違う


いつでも、いいんだ………


A『夢野先生……』

幻太郎「………」


眠っているから聞こえないだろうと、


A「………好き、です」



言った瞬間顔が火照る


頬を抑えると、とても熱かった


幻太郎「………可愛いこと、やりますね」

A「ひゃ………」

幻太郎「眠ってるとお思いでしたか?残念ですね」


目と目が合う


A「お、起きてたんですか……」

幻太郎「ふふ、そう簡単に眠れませんよ」


そう言うと、

夢野先生の腕がわたしに伸びる


A「っ………!!」


そっと、引き寄せられ抱きしめられた


幻太郎「このまま、寝ます。寝れる気がします」

A「し、心臓が………持ちませんっっ」

幻太郎「おやすみ、A」


耳元で囁かれ、

ますますわたしの顔は熱くなる


こんな…………

こんな生活が、これから続くなんて……



わたしは、慣れることができるか不安だ

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ニケ(プロフ) - 是非次回作を読みたいです! (2020年4月22日 2時) (レス) id: e4acd479d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょこ | 作成日時:2019年8月19日 0時

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