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ラップ142 ページ22

左馬刻side


左馬刻「なぁ…分かるか?これが“恋”だ…俺は…お前に惚れてんだ」


とうとう、口にした

言おうとは思っていたが、言ってしまった

心臓の鼓動がかなり早い


頭が真っ白だ…

今すぐ逃げ出したいけど…

答えをききたい…


A『えっ……えと……え?』

左馬刻「急に、悪かったな…でも、言いたかった」

A『っ……』


Aは挙動不審になりながらも、

俺をみすえる


A『あ…の、こういうの初めてでね…よく、分からないんだけど…』

左馬刻「あぁ…」

A『わ、わたし……そ、そういう風に左馬刻のこと…見たことない、です』


少し震えながら、言った言葉は

俺には辛い言葉で…


A『左馬刻が…そう思ってくれてたのは、嬉しいんだけど……あの……ご、ごめん…』


俺の気持ちに答えられないから、

申し訳なさで、罪悪感で…

彼女は、目を潤ます


あぁ…泣かすつもりは…

なかったのに


左馬刻「泣かすつもりなんて、無かったんだ…俺こそ、すまない」

A『ご、ごめんね……左馬刻っ』

左馬刻「いいよ、大丈夫だから……」


今、分かったかもしれない…


A『左馬刻とは…今までもこれからも、最高の仲間だって……乱数さんたちと、変わらないの…でも、大切で……』


前に、乱数が言ってた


ー 乱数「ボクらのことと恋愛感情は別物って思ってそう…」


恋愛と仲間は別


今まで、近すぎた距離にいたせいで…

そういう風に見れなくなってるんだ


あの時は分からなかった乱数の言葉

今は痛いほど、理解出来る


A『……っ、ごめん……ごめん』

左馬刻「……っ」


言わない方が……

良かったのか…?

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あずむ - 初めまして!夢主ちゃんの鈍感さにはいつも可愛いな、って思って読んでます!最近は、幻太郎とのすれ違いにハラハラしっぱなしです!夢主ちゃんの反応とかがめちゃくちゃかわいくてむしろ嫁にきてほしいでs…あ、幻太郎、ちょ、顔こw(( (2019年6月9日 17時) (レス) id: 867999d4bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちょこ | 作成日時:2019年5月25日 20時

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