登場人物激増 ページ31
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あーーーーーー辛い辛い辛い辛い辛い辛い×46
先日無事一組織の長となった私だが、既に辛い。
まあー辛い。
頭がおかしい?
何とでも言ってくれ。
前より仕事の量が明らかに多い。
責任も重い。
「方舟さくら丸」なんてカッコつけた名前もついたが、明らかに人手不足。
私を含めた四人しか人がいない。
にも拘らず、今回首領は矢鱈デカい組織の殲滅を任せてきた。
ちなみに設立たった二ヶ月で任務三件目。
最近ポートマフィア荒れてない?
大丈夫?
今までの二つの任務は、他の三人の優秀さで何とか乗り越えたという感じ。
三人とも優秀すぎて私が指示を出してていいのかという気がしてくる。
言うほどちゃんとした指示出してないけど。
ただ今回のは話が違う。
規模がおかしい、絶対。
ミミックやら何やらで忙しいのは判る。
判るけども。
「……Aちゃん、これ本当にぼくたちだけで足りるの?」
「足らないです、ハイ」
書類を前に石川さんお話し合いをしていると、急に背中に衝撃。
「サリ、顔が死んでるヨ!」
快活に言ったのはレマルクさん。
その後ろから五つ、小さな影がひょこ、と出てくる。
「大丈夫だサリ。おれらがいる」
「……僕は戦争で片足を切られてからあまり戦いは好きではないのだけれどもね」
「また勝ったら、今度はその腕時計をおれにくれよ」
「今回は話が違えだろうが。でけえのぶっ潰すんだからよ」
「僕たちだけじゃ足りないんだろう。あてはあるのかい」
……登場人物が多い。
正確には異能生命体だけれども。
五人ともレマルクさんの異能生命体である。
覚えなくてもいいが、上からクロップ、ケムメリヒ、ミュッレル、カチンスキー、ボイメル。
正直覚えるのに一か月ぐらいかかった。
横文字が苦手なんだね。
「私にあてがあると思いますか?マフィア加入から半年経ってない新参者に?」
「……ぼくが尾崎幹部にあたってみよう」
そう言ってくれたのはやはり石川さん。
尾崎さんの方も忙しそうだが、石川さんの人徳なら部隊の一つや二つ貸してくれるだろう。
そう信じたい。
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冒頭から作者の気持ちを主人公に代弁させてしまいました。
ごめんなさい。
夏休み中も全く更新してませんでした。
それも本当にすみません。
言い訳をするつもりはないのですが、聞いてください。
夏 休 み 毎 日 登 校 卍
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作者名:のーと。 | 作成日時:2018年10月1日 22時