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全然使わないコード ページ23

※そんなに激しく書かないけど流血というか戦闘
 人間たくさん死にます注意
.

「おいそっち回れ!」

銃声と怒号が響いている。

こんな朝っぱらから殺し合いやることある?(午前十時前)


この緊急事態に太宰幹部は何落ち着いてるんだ。

てか何であんな棒立ちなのに銃弾が一発も当たらないんだ。
敵が寧ろ心配になってくるんだけど。

「太宰、資料に有った人数と現場の人数が大幅に違う」

「嗚呼、此方の動きを察してこの短期間で搔き集めたみたいだ。敵も無能では無かったね。"汽笛の湯気"に変更だ」

「おい其処の黒服。汽笛の湯気だ。直ぐに伝えろ」

「はい」


汽笛と湯気___敵の人数が予想より多かった時の作戦案だ。

偉い、ちゃんと覚えてる私。

まあ、作戦には参加しないのだけれども。


すると突然、銃声が収まった。


何事だと思って隠れていた物陰から顔だけ覗かせると、むっと鉄と生の肉の匂いが鼻を突いた。

喉に迫ってきたのを堪える。


敵側の人垣が割れ、出てきたのは眉間の皺が深い、ぼさぼさの黒髪の男だった。

資料で見た、敵の首だ。


「上天会会長の小田島耕助。今出てきても遅いと思うのだけれど」

小田島は俯いていて表情がよくわからない。

ただ、歯を食い縛っているのだけ見えた。

「……俺は」

何となく、嫌な予感がした。

「命乞いをしたいわけじゃない」

ポケットに突っ込まれた左手が微かに動いたのが見えた。

「お前らに楯突いたのも、金なんかの為じゃない」

そうぼそぼそと呟く小田島を、太宰幹部は冷たく見据えた。

「言いたいことはそれだけ?」


それを挑発と受け取ったのか、小田島が動いた。



「兄貴を殺した、其奴を殺す為に!」



「芥川さん!」



「莫迦ッ……!」





銃声が響いた。

主人公気取りかよ→←手のひらを太陽に



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作者名:のーと。 | 作成日時:2018年10月1日 22時

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