検索窓
今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:156,139 hit

完全に ページ22

.

乱歩さんがその異能力をいざ使うとなった時。

太宰さんがその近くによる。


ああ、つまんであげるなよ太宰さん!


しかしどうしたことか、無効化されないではないか。

ということは異能力ではない…?



そんなことを考えているうちにもう推理は終わったようだ。

「…なるほど」

それだけこぼした乱歩さんは、次々に筋の通った推理をしていく。

犯人は杉本巡査。
これで確定のようだ。

証拠となる銃に杉本巡査が手を伸ばした時異変を感じ、そっと太宰さんの後ろに引っ込んだ。

杉本巡査が銃の安全装置を外し、乱歩さんの方に向けた途端、太宰さんが中島さんの背中を押した。

「敦君行けっ!」

そうして杉本巡査が確保されると、乱歩さんは犯行時刻やら犯行場所やらを次々に当てていく。

この人すげえ。
神じゃん。

「どう、して…ばれるはず、ないのに…」

さて、これでもう帰れるだろう。

今度こそ背を向けようとしたが、太宰さんにさりげなく行く手を阻まれまだ帰れない。
挙句の果てに警察署のソファで待ってろなんて言い出す。


ばれたな。
これはほぼ確実に正体がばれた。

しかし遅い。

もうかれこれ40分は待っている。


するとやっと帰ってきた太宰さんたちが呼んでくる。


「さて、お嬢さん。心中の続きをしようじゃあないか」

「え、まだ続いてたんですか」

「さ、行こ―う」

「嫌ですよ」

そう言えばええっ?なんて言いながらこちらを振り向く。

「あ」

「え、今?」

これは100%気づかれた。


そんなに私変化著しい?

帰路→←座右の銘



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (41 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
77人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

この作品にコメントを書くにはログインが必要です   ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:のーと。 | 作成日時:2018年2月6日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。