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「……ん」
目が覚めると私は、森の中にいた。
「ここ…どこ」
不気味な木々が、風でギィギィと音を立てる。
「なによ、ここ…気味が悪い」
すると淡い光が少女を照らした。
月が雲の間から、一筋の道を作った。
少女は立ち上がりその月明かりを頼りに導かれるまま木々の間を通る。
「…これは」
そこにはまるで御伽噺に出てくる様な不気味な洋館があった。
自分の身長より何メートルも高い扉が、少女に向かって開いた。まるで待っていたかのように
「誰かいるのかしら…」
少女は好奇心に狩られてその扉の中に吸い込まれて行った。
中はシャンデリアが淡く光っている。程々に綺麗にされたアンティーク家具。中央には階段があり、昔見た映画に出てくる舞踏会会場のような室内だった。
「おや、お客さんですか。それとも迷ってしまった
声のした方を振り向くとエメラルドの瞳を持つ男がいた。
「すみません、勝手に入ってしまって」
少女は、そう言い頭を下げた。
「良いんよ、謝らんといてや。折角の
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作者名:まろまる | 作成日時:2023年11月18日 5時