65 反論 ページ15
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フランケンシュタインの状況が修羅場の第二段階へと進む中、彼の偵察隊のA達はとある建物の屋上らしき場所で残ったタオ達と調査報告の為の通信をしている。
M-21は閉鎖された研究所に何の痕跡もなかったことを報告中であり、タキオは偵察から戻っている途中でまだその場にいなかった。
ライジェルはどこか遠くを見つめ、報告を聞いているのかいないのか不明な様子だ。
そんな中Aの様子が明かにおかしいが、それが見えていないタオ達はもちろんM-21もライジェルも何も触れない。
Aは俯き顔を両手で覆いながらなるべく体を小さくしようと縮こまっていた。
寒いのだろうか少し震えている。
そんな彼女を尻目に、タオ達が仲間となる前に使っていたセーフハウスを調査に行っていたタキオが戻り、彼らの通信に加わった。
「タオ、俺たちがいたセーフハウスにも誰かが侵入した痕跡はあったが それ以上は...。」
『そっちもか〜。
困ったな。
ただちょっとよって行っただけって感じでもなさそうだし...。
当分はまたここに来ることもなさそうだしね。』
ちょっと待ってよ...防犯カメラのデータを解析するよ。とタオが通信の向こうで作業をしている間、流石に気になったM-21がAの頭を撫でながら話しかける。
「そんなに震えてどうしたんだ、寒いのか...⁇」
両手で顔を覆い周りの見えていなかったAはM-21に頭を撫でられ、びくっと体をさらに強張らせながら恐る恐る顔を上げた。
その顔は蒼白かと思いきや意外にも頬が紅潮し目には薄らと涙を浮かべており、思ってもみなかったAの表情にM-21はAの頭を撫でる体勢のままビシッと石のように固まった。
彼の様子に気がつかないAは、縋るように手を伸ばしM-21のシャツを掴もうとするが、それは今まで静観していたライジェルに阻まれる。
「.........あまり動くでない。落としそうになる。」
ライジェルの言葉に今度はAがビシッと石の如く固まり、しかし納得がいかないのか先に石になったM-21よりも早く復活し震えながらライジェルへ反論する。
「うっ!うごっ‼うごくなって‼
そそそそもそもこっこんな‼こんなの‼」
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ちるちる(プロフ) - ノブレス大好きです！お話もめっちゃ面白かった！！続きが気になります！ (2022年11月27日 20時) (
レス) @page27 id: ace1fac0f2 (このIDを非表示/違反報告)
UYK(プロフ) - カントウさん» こちらこそ嬉しいご感想ありがとうございます。理想的と言って頂けて本当に感無量でございます。大変遅くなり申し訳ございませんが更新致しましたので宜しければ読んでいただけますと嬉しいです。宜しくお願い致します。 (2021年2月3日 22時) (レス) id: 3951a69e6f (このIDを非表示/違反報告)
UYK(プロフ) - kazokulove0115さん» 初めまして。私もノブレスめちゃくちゃ好きです。このような拙い文章の続きを楽しみにしてくださって本当にありがとうございます。私自身の自給自足の為、書き始めた小説ですが楽しんで頂けて幸いです。更新は亀の歩みですが、これからも宜しければお楽しみください。 (2021年2月3日 22時) (レス) id: 3951a69e6f (このIDを非表示/違反報告)
カントウ - ノブレス夢を探して辿り着きました。すっごく理想的な話をありがとうございます！！！続き、楽しみにしてますので、宜しくお願いします！ (2020年12月1日 23時) (レス) id: a168b0f487 (このIDを非表示/違反報告)
kazokulove0115(プロフ) - はじめまして。ノブレスめちゃくちゃ好きです。続きがすごく気になります。ノブレスの夢小説色々探してはいますが全くなく、断念しようかと思っていたところでした。小説見れて嬉しかったです。次の更新楽しみにしています。 (2020年9月4日 11時) (レス) id: ef84592b87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：UYK | 作成日時：2018年8月23日 0時
