63 ペット ページ13
それを仰反る格好でさらに避けたフランケンシュタインは、その体勢から大男の右側へと跳躍しそのまま大男の右腕へと攻撃を加える。
またも大男に攻撃が全く効いていない様子で、跳躍し空中にいたままのフランケンシュタインの顔面目掛け今度は大男の左腕が迫ってきた。
フランケンシュタインは難無くそれを避けたが一旦攻防を止め、大男から少し離れた場所に着地して考えを巡らせる。
(攻撃されながらも反撃をしてくるとは...。
ダメージは間違いなく受けているはすだ。
恐らく感覚がないのだろう。)
「きゃ〜やるじゃなぁ〜い。
クロンベルもただの消耗品を作ったってわけじゃないのね〜。」
アリスの言い方はまるで大男が消耗品だと言っているようだった。
彼女の物言いに虫酸が走りながら、フランケンシュタインは先程とは攻撃を変える。
大男から離れたまま黒い攻撃を飛ばすように放ったのだ。
攻撃規模が大男をすっぽり呑み込む程に広くそして強いものである。
かなり大きな攻撃なそれは、壁を傷つけながら大男へとドガンと直撃した。
その攻撃による部屋の破片がアリス達へと飛び火するが、ユーリの発生させたバリアにより彼女達へは一切届かない。
直撃した煙の中で影が素早くフランケンシュタインへの前と飛び出した。
飛び出した影はダメージを確実に受けているであろう大男であり、やはり効いていないかのように右腕での反撃を繰り出す。
大男の反撃スピードが先程よりも上がった。
フランケンシュタインは避けずに黒い影を自身の前でガードのように出現させ、反撃を受け止める。
その反動で彼の両脚は床へとめり込んだ。
大男は右腕を突き出したまま、フランケンシュタインはそれを黒い影で受け止めたまましばしば睨み合う。
「クロンベルのゲス野郎必死に作ったのね。
こんなに素晴らしいだなんて。
うちのペットはどう⁇
なかなかでしょ⁇
寿命1年ほど削った甲斐あって結構いい駒になったのよ。」
「.............................。」
何とも共感し難い問いかけをしてくるアリスは、さらに自分本位な悩みを続けた。
「たぶんあなたとの戦いで力を使い過ぎて持っても余命1ヶ月ってとこかしら。
悩みどころよね。
そのせいでしょっちゅうペットを変えなきゃいけないし。」
ー
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ちるちる(プロフ) - ノブレス大好きです！お話もめっちゃ面白かった！！続きが気になります！ (2022年11月27日 20時) (
レス) @page27 id: ace1fac0f2 (このIDを非表示/違反報告)
UYK(プロフ) - カントウさん» こちらこそ嬉しいご感想ありがとうございます。理想的と言って頂けて本当に感無量でございます。大変遅くなり申し訳ございませんが更新致しましたので宜しければ読んでいただけますと嬉しいです。宜しくお願い致します。 (2021年2月3日 22時) (レス) id: 3951a69e6f (このIDを非表示/違反報告)
UYK(プロフ) - kazokulove0115さん» 初めまして。私もノブレスめちゃくちゃ好きです。このような拙い文章の続きを楽しみにしてくださって本当にありがとうございます。私自身の自給自足の為、書き始めた小説ですが楽しんで頂けて幸いです。更新は亀の歩みですが、これからも宜しければお楽しみください。 (2021年2月3日 22時) (レス) id: 3951a69e6f (このIDを非表示/違反報告)
カントウ - ノブレス夢を探して辿り着きました。すっごく理想的な話をありがとうございます！！！続き、楽しみにしてますので、宜しくお願いします！ (2020年12月1日 23時) (レス) id: a168b0f487 (このIDを非表示/違反報告)
kazokulove0115(プロフ) - はじめまして。ノブレスめちゃくちゃ好きです。続きがすごく気になります。ノブレスの夢小説色々探してはいますが全くなく、断念しようかと思っていたところでした。小説見れて嬉しかったです。次の更新楽しみにしています。 (2020年9月4日 11時) (レス) id: ef84592b87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：UYK | 作成日時：2018年8月23日 0時
