【浦島坂田船】坂田さんはシスコンでした。

１５話 ページ18

あほの坂田side––


「んー……。」

みんなまだ寝てる…
僕ももーいっかい寝ようかな
って思ってたけど、

なんだかいい匂いが下からするから起きることにした。


トン


トン


貴「あ、お兄ちゃん。おはよ。他の人は？」

目覚めて最初に話すのがAとか
最高だろ。
もう死んでもいいかも。

「まだ寝てたよ。朝ごはん作ってるの？」

貴「そ。サンドイッチ♪」

「ごめんね、まかせっきりで…。僕も手伝うよ！」

貴「ほんと？ありがとう( ´∀｀)」

「う、うん！///」

はぅ…
可愛い……///


「あ、A…昨日うらたさんになにもされなかった？」

昨日から気になっていたことを
少し真剣な表情で聞いてみる。


貴「……別に、なんも…なかった。///」

え、ちょっと待って。
今の間はなに？

うらたさんになにされたの…？

「……なにされたの？言って。」

貴「いや、だから！別になにもなかった！///」

「嘘。じゃあどうして顔赤くしてるの。」


僕は今きっとひどい顔をしてるだろう。
僕はただのお兄ちゃん。
彼氏でもなんでもない。

でも…


Aが誰かに取られちゃうのは…

絶対やだ。

貴「別に赤くないし！///」

「…じゃあうらたさんに直接聞く。今は朝ごはん作ろっか。」

貴「あ、うん。」


うらたさんめ…

やっぱり一緒に寝かせるんじゃなかった。

無理やりでも僕が一緒に寝ていれば…

まあ詳しいことは後で聞こう。


ー

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