気まぐれだったんです(泣)[浦島坂田船]

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youside


「ん、あれ？何処だここ？」

目が覚め辺りを見回すと見知らぬ部屋のベットに寝ていた

『昨日………気絶したんだった』

寝惚けていた頭を回転させ昨日の事を思い出した

(吸血されたんだっけ…)

はぁ…と溜息を吐いて改めて部屋を観察する

ふかふかのベッド、大きな鏡台とクローゼット、扉が1つ

立ち上がり扉を開ける凹んだ所の扉はやはり出口のようで出てみると暗い廊下が続いている

部屋に戻り窓を見ると月が浮かんでいる…魔界はずっと夜だと聞いた事があるし、恐らく魔界に連れてこられたのだろう

窓を開け外に出ようとすると、結界だろうか体が弾かれた

『脱出は無理か…』

そもそも女王様からの罰だし逃げる訳にはいかないけど…

？「あー！起きとった！体大丈夫？」
『ッ！？はい、大丈夫です』

瞬間移動を使ったのだろう賢者が突然現れた

？「ちょっと待っててなうらさん達呼んでくるで！」
『あっ…』

行ってしまった…

『すぐ戻ってくるのかな？』
？「連れてきたで！」
『早かったですね』

台風みたいな奴だな

？「よく眠れたか？自己紹介まだだったからしに来たぞ。俺はうらたぬき」
？「志麻、よろしゅう」
？「坂田やで！よろしく！」
？「センラです、よろしゅうね」

ルシファーがうらたぬき、ゾンビが志麻、賢者が坂田、キョンシーがセンラね

『Aです』

さ「なぁ、敬語辞めへん？なんか距離感じる」
『善処します』
さ「直す気ないやん！」

無いな←

第一仲良くするつもりなんてないし

「直してやー！」なんて騒いでいる坂田さんを横目にうらたさんに問いかける

『私は此処から出ることは可能ですか？』

勿論部屋からでは無いこの船からだ

う「無理だな、逃げるかもしれねぇのに外出なんて許可できないだろ」
『そうですか』

そうだと思ったけど…
予想していたことなので問題は無い

せ「せや、Aちゃん吸血のルール幾つか決めたで聞いてな──」

ルールは
吸血するのは1日2人、意識が飛ぶ程吸血してはいけない、連続して2人が吸血してはいけない
これを破る行為をすれば私は抵抗していい

『分かりました』
う「特にまーしぃと坂田は気を付けろ」
『はい』

にしてもキツそうだ
早く罰終わらないかな…



……To be continued

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