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youside
しばらくの間志麻さんを膝枕していたと思う
何もすることが出来ないし暇だし
何より足が痺れた←
『…起こすか、志麻さん、志麻さーん』
起きない…
というか魔族って寝るんだな
初めて知った
…いい加減ほんとに足痛い
『志麻さーん』ユサユサ
ちょっと強めに揺すってみる
すると、眉間に皺が寄り
し「んぅ…」
と、唸った
可愛いな、おい←
また、気持ちよさそうに寝始めてしまった
その表情を見ると起こすのが申し訳なくなるがしょうが無い
『起きてください!志麻さーん!』
し「ん…あ?A…」
あ、起きた
『そろそろ退いて下さい。足が痺れました』
し「あー、悪い…」
私の膝から退いてくれた志麻さんはぐーっと伸びをした
し「よお寝たわ」
『それは良かったです』
し「寝るなんていつぶりやったんやろ」
『何時ぶりとは?』
し「寝るなんて生きてる時以来って事や」
『あ、なるほど』
やっぱり寝ないのか
因みに妖精族には睡眠欲求はない
命の危機になれば気絶はするけど、あんな風に寝たいとは思った事がない
し「魔族なんて寝んもんやけどな」
『そうなんですね…あ、そういえばさかたんも眠っちゃいました』
し「はぁ?坂田が?嘘やろ」
やっぱり有り得ないんだ
し「お前、坂田にも歌聞かせたんか?」
『はい、歌って欲しいって言ってきたので』
し「確認やけど、お前の歌は浄化作用だけなんやろ?」
『そうですね。あ、でも人間界で歌うと微風になったりします』
し「…坂田に相談してみるか」
うーん、睡眠効果なんて無いと思ったんだけど
し「行くで、瞬間移動してくれや」
『志麻さんはしないんですね』
し「面倒やねん」←
『あ、はい』
しょうが無いか
『行きますよ teleportation』
魔法って便利だよね
すぐ着いちゃった
さ「Aやん!あ、まーしぃもどうしたん?」
し「俺はついでか!」
『えっと、ちょっと用事が』
し「坂田、お前此奴の歌聴いて寝たんか?」
さ「うん…て、あれ?寝た?」
そこで初めて疑問に思ったようだ
有り得へん…なんて言い出した
さ「そうやん、何で僕は寝たんや?」
し「此奴の歌に睡眠魔法でも混ざったんやないか?って思ってな」
『人間界でも浄化以外の現象が起きるから』
さ「…正確にはわからんけど有り得るね」
女王様にも聞きたいけどここから出られないしさかたんに任せるしかないか…
……To be continued
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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Noah - 初コメ失礼します。こんな面白い作品を、作れるなんてすごいですね!憧れます。更新頑張って下さい!!!!! (2019年5月22日 16時) (レス) id: 6fd567de58 (このIDを非表示/違反報告)
おもち - 初コメントです!英語の部分など、すっごくかっこよかったです!このあとどうなるのか楽しみです!更新頑張ってください! (2019年5月16日 0時) (レス) id: e98ed2f6ee (このIDを非表示/違反報告)
かえで(プロフ) - 初コメント失礼します (2019年3月28日 23時) (レス) id: 93d0b61162 (このIDを非表示/違反報告)
ライアー(プロフ) - コメント失礼します!魔法の呪文唱えるところ(英語部分)がすごくかっこいいです!!更新頑張ってください!!! (2019年3月10日 11時) (レス) id: 526e19e4b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アザミウマ | 作成日時:2018年10月14日 23時