遊園地の秘密 (ページ1)

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スカイのアトリエページ1

ラメリィside
俺はラメリィ。伝説の宝剣を盗んだ怪盗Rだ。今、仲間と一緒に世紀の大芸術家スカイのアトリエに来

ている。スカイの作品の中でも最も有名な猫のブローチを手に入れるためだ。スカイの死後ほとんど

の作品は子孫によってオークションに出されたが猫のブローチだけは出されなかった。スカイの息子

は『どうしてか売ろうと思えなかった。』といっていたらしい。まあその息子もとうに亡くなってい

るため詳細はわからないが。とにかく今は猫のブローチを手に入れるのが先だな。「おーいライア

ー、お前は右側を探してくれ。俺は左側を探すから。」「OK」俺は懐中電灯で先を照らしながらブロ

ーチを探す。このブローチを欲しがる成金は腐るほどいる。俺は盗んだ宝をそういう奴らに売って手

に入れた金を寄付している。俺みたいな育ち方をするやつを減らすために。「どうやらこっちにはな

いみたいだな。」俺はライアーの方へ向かう。ライアーは真剣に探しているようでこっちには全く気

が付かなかった。ちょっとおどかそうかなｗライアーの背後に立ち「わぁっ!」と声をかけた。

「おどかすなよ。で？見つかったの？」ライアーは怒った様子で言った。俺はライアーの剣幕に押さ

れながら「こ、こっちにはなかったよ、、、。」と答えた。「そうなんだね。こっちにもなかった

よ。じゃあさよなら。」「え？」驚きのあまり声が出た。さよならの言い方がもう用済みだといって

いるようで。「君はもう用済みだから。」ライアーはそう言い捨て、歩き出して俺の視界から消え

た。俺はしばし呆然としていたがすぐに立ち上がった。そうだった、裏切られるのは慣れっこだっ

た。「はは、、、。」俺は乾いた笑みを浮かべアトリエを出た。このまま夜の闇に溶けてしまいた

い。「ああ、やっとわかった。ライアーの意味。ライアーはLiarだ。」

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　Liarは、英語で嘘つきという意味です。