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「壊したくなった。信じた者、愛した者に大切なものを壊された瞬間、君が絶望してくれるのを期待した。人は絶望に満ちた瞬間が何より美しいんだ」

狂ったような、不気味な笑顔で語るその人はもう、私の知ってるしょうちゃんではなくなっていた


「君は期待通り絶望してくれた。ふふ、美しい……最高に綺麗だ」

「っ…?!」

いつの間に傍に来てたのか、突然頬に触れた手にビクッとした


その手はゆっくりと、愛おしいものでも撫でるように私の頬を撫でていた


瞬間、せき止めていた何かが外れたように、涙が溢れ出した


「な、んで……こんなのっ、うそ……だ……」

「嘘じゃないよ。僕が君の両親を殺した」

「ちがっ、やだ……うそ、うそだっ……!」

「ほら、君の大好きな僕だよ」

「いっ、いやあ!」

信じたくなくて必死に首を振って否定してた私の顎を掴んで無理矢理視線を合わさせられ、思わず突き飛ばしてしまった


「っと……ハハッ、傷つくな〜」

突き飛ばされたしょうちゃんは軽くよろめくが倒れることはなく、そんなことを言ってたが全然傷ついてる様子はなかった


「なんで……なんでよっ…!あんなに、あんなに優しくて……こんなことできるような人じゃ、ないはずなのに……優しいしょうちゃんはどこに行っちゃったの……あんなにっ……どうして────」

「黙れよ!!」

「っ!?」

突然の怒鳴り声に遮られ、その声の主の形相に肩をすくませた


「どいつもこいつも!!何が優等生?何が優しい?何が医者の卵だよ!勝手に将来を決められて、親父にスパルタ教育されて!もうウンザリなんだよ!!!」


まるで別人の顔だった


こんなに怒りをあらわにして、感情を剥き出しにして叫ぶしょうちゃんの姿を見たのは初めてだった

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夏波(プロフ) - ピピコさん» わああ!!ありがとうございます!初コメ嬉しいです!タイトルが浮かばず、何にしようかと悩んでいた時に書きたい内容にピッタリの花言葉を偶々見つけて、これにしようって決めました!(笑)はい!頑張ります!良ければこれからも応援してやってください! (2017年7月14日 3時) (レス) id: dfd97bd1f0 (このIDを非表示/違反報告)
ピピコ - コメント失礼します!タイトルが素敵で見に来ちゃいました!花の名前がタイトルってイイですよね(個人的な意見)。続きも楽しみにしてます!頑張ってください!^^ (2017年7月13日 23時) (レス) id: 0ec549c041 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夏波 | 作成日時:2017年7月12日 20時

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