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タラシなのでは。 ページ31

「せっ、、、センラさんが、なんでマスターの部屋に、」


焦って少しかみながら聞くと


「いやぁ、マスターと小話をしてただけですよ〜」
なんてにこやかに話す。

その笑顔が胡散臭くてとても苦手だ。


「なにが小話だ…。
Aもどうした。いきなり」



呆れたようにセンラからこちらへ目線を移すマスター。

「いや、センラさんがいるなら別に…」


やっぱり、好印象が持てなくて出ていこうとした時

「なんでよ〜!
ええやん。マスターと話したいんやろ?おじゃま虫は退散するからちゃんと話しとき〜」



なんて私の背後に回りぽん、と背中を押すセンラ。

こういうところは優しいのだが初めてあった時、「残念やなぁ」なんて言われたら!
普通好印象持てないでしょ…


「…ありがとう。センラさん、」

「ええんやけど、俺にいい印象持ってないのはいつになったらなおってくれるんですか〜?」

なんて、にこやかに笑う彼に驚き後ろを振り向くと、

横に通る風が私の頬を撫でた。


「…残念やなぁなんて今思ってるとおもいます?」


なんて囁いて部屋の扉を閉めた彼は、


……とんでもなく、タラシなのでは。





「…センラも粋なことする様になったな。

まあ、お前がそんな反応するから楽しくて仕方ないんだろう。」



…無論、私の顔は赤く染まりその場に崩れ落ちそうな体制だった。


「……マスター、やっぱセンラさん苦手です。あの人といると死んじゃう気がする、」


「…物理的な意味でか?」


「もちろん、精神的ですよ、、、マスターあの人私のことどう思ってると思います?」


「嫌いじゃないだろ。今の態度は」



「…ですよね。ありがとうございます。」



ついにはその場に崩れ落ちマスターと中身のない会話を繰り広げる。

滑稽なピエロみたいだと誰か私を笑ってください…。

ネグリジェ→←私服を借りに



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設定タグ:浦島坂田船 , 歌い手 , カジノ船   
作品ジャンル:タレント
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カシューナッツ(プロフ) - せんぶり茶((こたぬきさん» 本当ですか…!良かったです;;考え方的にもいちばんクラブが穏やかですよねw (2020年5月10日 22時) (レス) id: ce13abbe74 (このIDを非表示/違反報告)
カシューナッツ(プロフ) - あかなさん» ありがとうございます…!続編もどうぞお楽しみください…! (2020年5月10日 22時) (レス) id: ce13abbe74 (このIDを非表示/違反報告)
せんぶり茶((こたぬき - すごく面白かったです!! 私はクラブ派だなー (2020年5月10日 12時) (レス) id: 8f7fc2a813 (このIDを非表示/違反報告)
あかな - 初めて小説で一気見してしまいました。。。本法に面白かったです。続編も楽しみにしてます! (2020年5月10日 1時) (レス) id: 538da1fbd2 (このIDを非表示/違反報告)
カシューナッツ(プロフ) - 澪華さん» わわっ!;; カジノだと普通のルーレットかなと思われると思っていたので気づいていただけてとても嬉しいです;; (2020年5月8日 1時) (レス) id: ce13abbe74 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カシューナッツ | 作成日時:2019年10月9日 22時

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