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あなたside
「え待って、誰が誰の彼氏？」
「樹先輩が、Aちゃんの彼氏」
「やだ違う！！むり！！」
「え！？違うの！？」
「違うよなんで！？」
なんで！？
「だ、だってめちゃくちゃ仲良いし」
「うん」
「じゅっちゃんとかAとか呼びあってるし」
「うん」
「親公認っぽいし」
「、、うん？」
「さっきだって樹先輩との関係聞かれて遮ってたから知られたくないんだなって」
「うん」
「もうこんなん彼氏じゃん」
…思ったよりも彼氏だな
いやじゃなくて！
「違うの、じゅっちゃんはただの幼なじみ！」
「…幼なじみ、？」
「うん。ね、優佳」
「え？なに？」
おい聞いとけよ。
松村くんと仲良く茶番をしていて話を聞いていなかった優佳に事情を説明すると
「いやっ、w 樹が彼氏はない無理まじで」
爆笑しながら全力拒否。
「私と優佳とじゅっちゃんの3家族で仲良くて、幼なじみのお兄ちゃんってだけなの、ほんとに」
「なるほどねぇ」
少し安心した顔の松村くんと、
「うわぁ、、やらかした、、」
…何故か全力で落ち込む慎太郎くん。
「だ、大丈夫、？」
「ごめん！勝手に勘違いして、、」
いやそれは全然いいんだけども。
いや良くはないんだけども。
村穂さんか星谷さんの彼氏さんだと思ってた
と、松村くんが言う。
「そしたら慎太郎めっちゃ落ち込んじゃっ…」
「北斗待ってストップ言わないで！！」
何かを言いかけた松村くんを慎太郎くんが必死に止める。
んんなんだろうか
「はぁ…ほんとごめんAちゃん」
「こちらこそ、なんか紛らわしくてごめん」
「いやいや」
なんでAちゃんが謝るの、と笑う慎太郎くんはいつもの慎太郎くんに戻っていて、安心した。
・
「じゃあ誤解も解けたことだし。送ってくよ」
「いや、ほんとに大丈夫なの」
「そう、なんか別に危ないとか特になくて」
「何言ってんの、明るい道なのかもしれないけど女の子ひとりじゃ危ないでしょ？」
「だってひとりじゃないもん」
「ね」
「んー、？2人とも方向一緒ってこと？」
「一緒っていうか、なんていうか、、」
私と優佳は顔を見合わせて苦笑い。
「行こA、見せた方が早い」
角を曲がって、立ち止まる。
右手を向いて
「「ここ」」
私は右、優佳は左の家を指さした。
「あ、隣なのね…」
「そりゃひとりじゃないわな…」
ね？必要ないでしょ？
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湊 - うっ…！きゅんきゅんする上になんかギャグ小説っぽくて面白いです！更新は作者さんのペースで頑張ってくださいねー！ (2021年7月11日 21時) (
レス) id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - あさん、コメントありがとうございます。どこのことか教えていただけないでしょうか？ (2020年11月10日 7時) (レス) id: 8cb59abab6 (このIDを非表示/違反報告)
あ - （名前）じゃないと名前変換されないですよ（ ; ; ） (2020年11月9日 22時) (レス) id: 7685fc0708 (このIDを非表示/違反報告)
mamaの味 - はじめまして！唐突ですが主さんの作品好きです！！これからも更新頑張ってください (2020年11月9日 21時) (レス) id: 2fd05b4927 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花 | 作成日時：2020年10月31日 23時
