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あなたside
「えー！！全然知らなかった！！なんで言ってくれなかったの！？！？」
「いやうるさ…」
ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー騒ぎ立てるじゅっちゃん。
「ねえちょっと、うるさいなぁみたいな顔しないで優佳」
「うるさいなぁみたいな顔じゃなくてうるさいなぁって顔してんの」
「相変わらず元気そうでなにより！！！」
すらっとした細い体、長い首と整った小さい顔
ここだけ見たらただのイケメンだけれども。
気崩された制服と、両耳に空いたピアスの穴にはゴールドのフープピアス
そして極め付きは
「…なんでピンクになってんの…？？」
「チャラさに磨きかかってんな…」
ピンク色に染まった髪の毛。
「え、これ？見たこと無かったっけ？」
「ないよ」
「最後にあった時はめっちゃ明るい茶色だった」
「それ高校入ってすぐくらいだよ」
「じゃあ高一でピンクにしたってこと？」
「だべ」
「チャラ男か」
「やっぱり結構会ってなかったんだね」
「だって2人とも遊んでくれな 「ねぇじゅりぃ〜！！！」……なんだよ」
「だぁれこの子たちぃ！私にも構ってよぉ！！」
突如じゅっちゃんの後ろから現れたのはいわゆる
「ギャル」のお姉様。
というか、ぶりっ子……、？
「…じゅっちゃんの趣味こんなんだっけ」
「こんなんとか言ってやるなよ、A突然毒舌になるんだからもう」
「いやちがっ！！いや違くもないんだけど！！」
やっぱり新しい彼女さんだったね
そう思って優佳をちらっと見ると、向こうもそう思っていたようで目が合う。
めんどくさいのに巻き込まれる前に早く帰ろ
昔からモテモテのじゅっちゃんのせいで、
私たちは迷惑被られてんだからさ。
「じゅっちゃんまたね」
そう言って手を振ると、
「ねえ樹くんって呼んでってば！！ずっと言ってんのに！」
お決まりのセリフ。
「それ言い続けて何年目よ」
「そろそろ諦めなってね」
駄々をこねるじゅっちゃんのこの姿はもう見慣れた。
何故か、どうしても私に「樹くん」と呼んで欲しいらしい。優佳には呼んで欲しくないみたいだけど。
なんでやねん。
私はじゅっちゃん呼び好きなんだけどなぁ…
可愛いし。
なんて会話をしていると、
「えぇ〜樹、樹くん呼びがいいのぉ？？」
何やら新たな火種が飛んだようで。
「ひめが呼んであげるぅ！！樹くーん❤❤」
「いやお前じゃねえ」
やめてやれ
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湊 - うっ…！きゅんきゅんする上になんかギャグ小説っぽくて面白いです！更新は作者さんのペースで頑張ってくださいねー！ (2021年7月11日 21時) (
レス) id: ee38c723d2 (このIDを非表示/違反報告)
花(プロフ) - あさん、コメントありがとうございます。どこのことか教えていただけないでしょうか？ (2020年11月10日 7時) (レス) id: 8cb59abab6 (このIDを非表示/違反報告)
あ - （名前）じゃないと名前変換されないですよ（ ; ; ） (2020年11月9日 22時) (レス) id: 7685fc0708 (このIDを非表示/違反報告)
mamaの味 - はじめまして！唐突ですが主さんの作品好きです！！これからも更新頑張ってください (2020年11月9日 21時) (レス) id: 2fd05b4927 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：花 | 作成日時：2020年10月31日 23時
