49話 ページ8
ミネ「“スリザリンの継承者”がまた伝言を書き残しました…恐れていた事態です。生徒が1人“秘密の部屋”に連れ去られました」
ミネ「生徒を家に帰しましょう…ホグワーツは終わりです」
コスモ「ミネルバ！どういうこと？」
ミネ「どうしてあなたがここに…」
コスモ「いいから話してちょうだい」
ミネ「見ての通りです。ホグワーツはもう安全ではありません」
ギル「ついウトウトと…何です？」
セブ「女生徒が怪物に連れ去られた。あなたの出番です」
ギル「私の出番？」
セブ「昨夜“秘密の部屋”の入り口を知っていると…」
ミネ「決まりです。怪物はギルデロイ、あなたにお任せします。伝説的なあなたのお力にね」
ギル「分かりました。では部屋に戻って…支度をしてきます」
コスモ「私も心当たりがあるから調べに行くことにする」
ミネ「わかりました。くれぐれもお気をつけて…あなたがいなくなればホグワーツは本当の意味で終わってしまいます」
マダム「それで攫われたのは誰です？」
ミネ「ジニーウィーズリーです」
“彼女の白骨は永遠に「秘密の部屋」に”
ロン「ジニー…」
やっぱりコスモも調べてたんだ
きっと僕らが気づく前から準備していたのだろう
1人で行ってしまう前に僕たちもまずは先生を追いかけないと…
ハリー「ロックハートは役立たずだけど、僕らが知ってることを話そう」
ハリー「先生、お伝えしたいことが…」
そこには荷物をまとめている先生の姿があった
ハリー「どこへ行くんですか？」
ギル「そうだ…急用でたたねば…」
ロン「僕の妹は！？」
ギル「それは…本当に気の毒だと思っていますよ」
ロン「“闇の魔術に対する防衛術”の先生でしょ？」
ギル「職務内容にこんな役目は…」
ハリー「あの武勇伝の著者が逃げるんですか？」
ギル「本なんか！常識で考えなさい！私がやったと思うから本が売れるのだ」
ハリー「嘘つきだ！人の手柄を自分のものに？」
ロン「何かできるの？」
ギル「こう見えても“忘却術”は得意中の得意です。今の話をバラされては本が売れなくなる…そう…君たちにも忘れてもらいます」
僕とロンは杖を構えた
ロックハートも杖を構えたが遅かった
ハリー「そうはいかないよ」
そしてロックハートは渋々杖を下ろした
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作者名：コスモ | 作成日時：2023年2月17日 5時
