61話 ページ20
ダ「分かっておろうが…この数時間で君たちは10以上の校則を破った」
二人「はい」
ダ「退学処分に足る証拠もある」
二人「はい、先生」
ダ「そこで以上をふまえてコスモと話した結果…」
二人の視線が痛い…
心配せずとも退学なんかさせないのに
ダ「君たち2人に“ホグワーツ特別功労賞”を与えよう」
ロン「ありがとうございます！」
ダ「君はフクロウ便でアズカバンに釈放通知を届けてくれ。森番を早く呼び戻してやらねば」
ダ「ハリー、まずは君に礼を言いたい。わしへの信頼を示してくれた」
ダ「でなければフォークスを呼び寄せられまい」
ダ「それからもう一つ。君は何か思い悩んでいるようじゃが…違うかねハリー？」
ハリー「それは…どうしても気になることがあって…」
ハリー「トムリドルと僕には似通った点が…」
ダ「なるほど…君はパーセルタングを話せるな？」
ダ「それはヴォルデモートが話せるからじゃ。わしが思うに彼は君に傷を負わせた夜に力の一部分を君に移したのだ」
ハリー「ヴォルデモートが力の一部を僕に？」
ダ「意図せずにな…」
ハリー「やっぱり僕はスリザリンに入るべきだった…」
ダ「確かに君はヴォルデモートの誇る資質を備えとる。意志の強さ、豊かな才知、規則を無視する傾向もな」
ダ「ではなぜ君はグリフィンドールに？」
ハリー「僕が頼んだから…」
ダ「そこじゃよハリー、彼と君の違いはそこじゃ」
ダ「自分が何者かは能力では決まらん“何を選択するか”じゃ」
ダ「それにグリフィンドールに属す証拠ならこれをよく見るがいい…分かるはずだ」
ダ「気をつけて持つんじゃ」
その剣には
“ゴドリック・グリフィンドール”
と書かれていた
ダ「真のグリフィンドール生が剣を取り出せるのだ」
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作者名：コスモ | 作成日時：2023年2月17日 5時
