ハリーポッターともう一人の少女【賢者の石】II&【秘密の部屋】I (ページ48)

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39話ページ48

マル「まあ座れ」

まずい事になった

これは予想していなかった

なぜならスリザリンの寮にコスモがいるのだ

ここにいる理由は知らないがかなりまずい

コスモ「この人たちドラコといつも一緒にいる人たち？」

マル「そうだ」

コスモ「あなたたち名前は？」

マル「こっちがクラッブでこっちがゴイルだ」

コスモ「そう。これからよろしく」

マル「よろしくしなくていい」

コスモ「そう？ドラコの友達なら仲良くしようと思ってたのに」

コスモ「“あなたたち、ドラコにバレたくなかったら私のことは気にせず自然に振る舞いなさい”」

ああ、もうコスモにはバレている

頭の中に声が聞こえている

コスモのことだから怒りはしないだろうけど、この後理由は伝えなければならなそうだ

マル「ウィーズリーの連中が純血とはな。魔法界の恥さらしだ」

マル「どうした？クラッブ」

コスモ「“ロン、あなたはいまクラッブよ”」

クラ「腹が痛くて…」

コスモ「よく食べるのね。私もだからわかるわ」

そういうとドラコがこっちを見てきた

なぜか不機嫌な顔をしているがまあいいだろう

マル「新聞が学校の事件を報道しないのはおかしい。きっとダンブルドアが口止めをしてる」

マル「父上は“校長の存在が学校の不幸だ”と」

ゴ「それは違う！」

マル「ダンブルドアより悪いやつがいると言うのか？どうだ？言えよ」

ゴ「ハリーポッター」

苦し紛れの言い訳ね

でもドラコはそれで納得する

なぜなら彼はハリーに対して良く思っていないから

マル「なるほどな…その通りだ…お偉いポッター！何がスリザリンの継承者だ」

2人は見合わせている

ドラコが継承者だと思っていたのだろう

おそらく今回はドラコが継承者か確かめる為にポリジュース薬で2人に変わり、聞き出すことが目的だ

ゴ「じゃあ誰の仕業だ？」

マル「前にも言っただろ？僕は知らない。何度言わせるんだ？」

マル「お前のか？」

包みを確認しながら聞いたがそんな事本人でない2人からしたら知る由もない