28話 ページ36
ドビー「どうも！」
ハリー「ドビー？」
ドビー「ハリーポッターはドビーめの話を聞かず汽車に乗り遅れてもここにお戻りに」
ハリー「君だったのか…駅で入り口をふさいだのは」
ドビー「はいその通りです」
ハリー「こっちは危うく退学になるとこだったんだぞ！」
ドビー「でもここから離れられます」
ドビー「ハリーポッターはうちに帰って下さい。あのブラッジャーならそうできると…」
ハリー「ブラッジャー？あれも君の仕業だったの？」
ドビー「ドビーめも気がとがめて両手にアイロンでお仕置きを…」
ハリー「さっさと消えないと首を締めるぞ」
コスモ「随分な脅し文句ねハリー」
ハリー「コスモ！どうしてここに？夜は歩いちゃいけない」
コスモ「私は今は生徒だけれど正しくは違うから歩けるの」
ドビー「脅しには慣れてます。家族からは日に5回も！」
ハリー「なぜ僕を殺したいんだ？」
ドビー「殺すだなんて！めっそうもない」
そうだ。多分ドビーは本当にハリーを守りたいだけ
話を聞く限りそのやり方はとても危ないけれど…
ドビー「“名前を言えないあの人”にあなたが打ち勝たれる前、屋敷しもべは害虫同然の扱いを受けてました。もっともドビーめは今も害虫扱いですが…」
そう言うとドビーは泣いてしまった
そしてその服で鼻をかむ
ハリー「なぜそんな服を？」
ドビー「これは屋敷しもべだというしるしです。ご主人様が服を下さった時初めて自由の身になれるのです」
ドビー「いいですか？ホグワーツで恐ろしい事が起きようとしてます。ハリーポッターはここを離れて下さい。歴史が繰り返されようとしているのです」
ハリー「繰り返す？じゃあ前にも？」
ドビー「口が滑った」
ドビー「ドビーは悪い子！ドビーは悪い子！」
ハリー「ドビー…よせ、やめるんだ」
ハリー「言ってドビー、前っていつの話？今度は一体誰が？」
ドビー「ドビーからは申せません。ドビーはハリーポッターをお守りしたいだけ」
ハリー「教えてドビー、一体誰が？」
そう言うや否やドビーは消えてしまった
人が来たようだ
ハリーは寝たふりを、私は上手く隠れた
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作者名：コスモ | 作成日時：2023年2月2日 20時
