ハリーポッターともう一人の少女【賢者の石】II&【秘密の部屋】I (ページ32)

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24話ページ32

ミネ「すでにご存じの通り、ホグワーツは1000年以上も前に5人の偉大な魔女と魔法使いにより設立されました」

ミネ「今ここにいるコスモゴッド、ゴドリックグリフィンドール、ヘルガハッフルパフ、ロウェナレイブンクロー、そしてサラザールスリザリン」

ミネ「創設者のうち3人は協調し合っていたのですが1人は別でした」

ロン「想像はつく」

ミネ「サラザールスリザリンは入学する生徒を厳選し魔法教育は純粋に魔法族の家系にのみ与えるべきだと考えたのです」

ミネ「3人の反対で彼は学校を去りました。そして伝説によるとスリザリンはこの城に“秘密の部屋”を作ったと言われています」

伝説なんかじゃない

彼は本当に秘密の部屋を作り上げた

ミネ「彼は学校を去る前にその部屋を封印し、彼の継承者の出現まで閉じたままにしたのです」

ミネ「真の継承者のみが“秘密の部屋”の封印を解き、その中の恐怖を解き放ち、それを操ることで追放すると言われています」

ミネ「魔法を学ぶ資格がないと彼が考える者をね」

ハー「“マグル”ですね？」

ミネ「当然何度も調査がなされましたが、その部屋は見つかりませんでした」

ハー「先生、その部屋にはどんな恐怖があるんですか？」

ミネ「スリザリンの継承者のみが操ることのできる何か…そこに棲むのは恐ろしい怪物だと」

ハー「先生、もう一つ質問いいですか？コスモはその時どうしたんですか？3人は反対したと言っていましたよね？」

ミネ「本人に直接聞いてみては？」

こうなると思っていたけれどいざ話すとなると気が重い

サラザールのことを悪く言われているような気分だ

みんな優しくていい人なのに…

実際それだけの“怪物”がいるのだけれど

ハー「コスモ、聞いてもいい？」

コスモ「わかった。さっきミネルバが言った通り私はどちらにも組みしていない…どちらの意見もわかるから」

コスモ「彼が純血の者でないと入れたくなかったのはマグルを入れると質が下がると感じたからなの」

なんとなく知っていただろうが少しハーマイオニーがショックを受けている

コスモ「だから私が提案した。毎年入学する資格がある生徒かどうか、学ぶ資格があるか決めているの…眠っている間はその時学校にいる先生方に任せているわ」

コスモ「あなた達は学ぶ資格があると選ばれてここに来ている…それだけは安心して欲しい」