45話 ページ4
ダ「目が覚めたかな？ハリー」
ダ「これは見舞いの品か…崇拝者から？」
ハリー「崇拝者？」
ダ「地下室でのクィレル先生と君との間のことは極秘じゃ」
ダ「ということは学校中が知っておる」
ダ「このカエルチョコ…ロンが君に変わってもう開けたようじゃ」
ハリー「ロンとハーマイオニーは？それにコスモは？」
ダ「無事じゃよ。皆元気じゃ」
ハリー「石は？」
ダ「焦るでない…石は砕いてしもうた。ニコラスと話し合ってそうするのが一番だと考えたのじゃ」
ハリー「ニコラスは死ぬんですか？」
ダ「“生命の水”の蓄えがあるから身辺の整理はつく。その後、この世を去るじゃろう」
ハリー「なぜ僕の手に石が？鏡を見ていたら…」
ダ「ああ…あの石はそれを探し求めそれを見つけても使おうとしない者だけが手にできるのだ。我ながら冴えた思い付きじゃ…君には意味が分かるじゃろ？」
ハリー「ヴォルデモートは石がないと復活できないんですね？」
ダ「残念だがそれは…ほかに幾つか方法がある」
ダ「ハリー、クィレルはなぜ君に手を出せないか分かるか？」
ダ「君のお母さんが我が身を犠牲に君を守り、君にしるしを与えた…いや、目に見えないしるしじゃ…君の肌に生きてある」
ハリー「どんなしるし？」
ダ「愛じゃハリー…愛じゃよ」
ダ「これはバーティボッツの“百味ビーンズ”じゃな…不運にも若い時ゲロの味に当たってな…それ以来手が出なくなった」
ダ「これなら安全じゃろう。このタフィー味…何と！耳クソ味じゃ！」
ハリー「大丈夫？ロン」
ロン「ああもちろん。君は？」
ハリー「大丈夫」
ハリー「ハーマイオニー君は？」
ハー「最高よ」
ハリー「コスモ！」
コスモ「ハリー！元気そうね」
ハリー「もちろん。助けてくれてありがとう」
コスモ「こちらこそ…いつもありがとう」
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作者名：コスモ | 作成日時：2023年2月2日 20時
