私が最強？そっか！

シキ過去編 ページ26

僕は親の愛を知らない。

僕が産まれた後すぐに母と父は亡くなったからだ。

けど僕はそんなこと気にしない。

ただたまに愛とは何なのか分からなくなる時がある。

愛とはなんなのか聞いてみる。

そうすると、

一緒にご飯を食べると幸せ。話してると幸せ。

そんな言葉がよく返ってくる。

けど僕にはご飯を食べる相手もいない。

話す相手もいない。

孤独だ。

けど、別にそれが悪いわけではない。

だから精一杯楽しもうとしてみる。

けどつまらない。

一人ではダメなんだと思い同い年の男の子と遊んでみようと声をかける。

けど、

男の子「だめだよ。俺お前と遊んじゃいけないってかーちゃんに言われた。」

思わず何故？と聞き返した。

そしたら

男の子「親のいない子は問題のある子が多いからだって。」

志貴「そうか。」

そう言ったものの、それはただの偏見ではないだろうか？

そうして他の人にも断られる。

何故だろう。

不思議だがもう気にならなくなった。

気にしても無駄だからだ。

そうして気にしないようにしてたらいつの間にか他人に興味が湧かなくなって行った。

それが僕である。

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