25話 ページ31
プリズムワールドの石のとこ
コスモ「というわけで、私は何者なのか知りたくてここにきました。」
石「…。これから言うことは全て本当だが、信じてくれるか？」
コスモ「はい。信じます。」
石「そうか。では話そう。確かに君は最初は普通に我々の世界を2度も救ってくれた女の子だった。そしてまたこの世界に呼んだのもたまたまなはずだった。」
コスモ「はずだったとは？」
石「いいか、心を落ち着かせてちゃんと聞くんだぞ。」
コスモ「はい。」
石「君は、コスモは我々の世界やプリズムワールドの1番トップなのだよ。」
コスモ「…。何言ってるかわかりません。トップはプリズムの女神や貴方達ではないのですか？」
石「それが違うんだよ。だから本当は貴方をコスモ様と呼ばなければならない。だが、いきなり呼ばれても驚くと思って黙っていたんだ。」
コスモ「とりあえず、私がプリズムの女神より偉いことはわかりました。けれどそれがなぜはずだったという発言になるんですか？」
石「昔からの伝説があるんだ。我々の世界に危機があったときに、世界を何度も救ってくれる方がいると。そしてその方こそがプリズムの女神の上を行く、神を超えたもの。神を束ねしものだと言うことを。」
コスモ「なんか私すごい人なんですね。」
石「はい。だからコスモ様はこれからどの世界に行っても、記憶をなくすことはなく、むしろ、この世界が自分が他の世界に行っている間に時間が進んでいたら困るからといって、その時間を止めることもできたりします。」
コスモ「様付けになりましたね。口調も丁寧になりましたね。…。というかそれ、私とてもチートじゃないですか。すごいですね。」
石「まあ、神を超える方なので。」
コスモ「でもいいんですか？記憶があることで問題になったことがあるとか聞いたことがあるんですけど。」
石「コスモ様だからいいんです。」
コスモ「そうですか…。ちなみにその偉い人ならではの権限？みたいなのってあるんですか？」
石「もちろんです。けど、貴方の知っている未来を変えることはできません。少しサポートしたり、マシにしたりと、これくらいしかできませんが、我々はできないことなので権限ではありますね。」
コスモ「そう。教えてくれてありがとう。それでは。」
石「はい。コスモ様。気をつけて。」
コスモ(あの石って怖いイメージあったのだけれど案外優しかったわ。)
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作者名：コスモ | 作成日時：2020年1月14日 0時
