君でしか救えない恋病 (ymcn) (ページ39)

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名字ページ39

山田side

知「...ゃん...ちゃん...山ちゃん！」

山『知念もうちょっとだけー』

昨日は遅くまで甘い時間を過ごしていたおかげか
もう10時過ぎなのに
まだまだ眠い

知念はもう起きたみたいで起こしてくるけど

もうちょっとと言いながら目を閉じることにした

．．．久々に山ちゃん呼びどうしたんだろ

なんて考えながらも睡魔には勝てなくて目を閉じた

知「山ちゃん！起きてよー！！」

山『だからもうちょっと寝させてってば！』

さっきまで抱き合って寝ていたけど
今は起こされたくなくて

無理やり反対側を向いて目を閉じた

なんで今日の知念は朝から言うこと聞いてくれないの
俺昨日まで映画の撮影頑張ってたじゃん

山『待って寒い寒い！布団とるなって！』

さすがに布団を取られて目が覚めた

知『だって山ちゃんが起きてくれないから！』

山『さっきから山ちゃん山ちゃんってなに？呼び方戻したの？』

そう聞きながら知念の方を振り向くと

知『僕はずっとこの呼び方でしょ！変わってないもん』

そこに居たのは知念．．．．．．．．．．

いや約10年前の10代の知念

なんですぐ気づかなかったんだろ
眠かったからかな

知『ねぇなんで僕達はここで一緒に寝てたの？』

知『なんで僕達は2人とも裸なの？』

やっぱりいつもの知念より声が高い

てか可愛いなぁ16.17歳ぐらいなのかなこの見た目は

俺が17歳ぐらいの時はもう既に知念のこと
好きだって自覚してたっけ？

ちゃんと自分の想い否定してなかったっけ

なんて目の前にいる知念を見ながら思う

知『ちょっと裸ジロジロ見ないでよ！』

知『僕の質問に答えて！』

山『逆に聞きたいんだけどさなんで10年前の知念がここにいるの？』

知『10年前？何言ってるの山ちゃん』

山『知念こそ何言ってんの？今2021年だよ？』

知『．．．え？』

山『あそこのカレンダー見てみ？』

知『．．．．．．．．．．ほんとだ』

山『知念タイムスリップしちゃったのかな？』

知『そうかも．．．どうしよう』

山『とりあえず今日は知念仕事は取材しか入ってなかった気がするから、ずらして貰えるようにマネージャーに連絡しとくわ』

知『よく僕のスケジュール知ってるね』

山『だって付き合ってるからね？知ってて当然じゃない？』

知『え』

山『うん』

知『誰と誰が付き合ってるって？』