君でしか救えない恋病 (ymcn) (ページ30)

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知念side

涼介がそばを茹でてくれる間
やっと涙が止まってきて我に返ってみると

大晦日だと言うのに僕のわがままで
リビングを独占して

涼介は怒っていないのか．．．？

しかも涼介も一緒に見ようとしていたのに
僕は追い出して．．．

やばい気がしてきた

知『りょーすけー』

そう言いながら料理をする涼介の背中に抱きつく

山『あれ？どうしたの？もうメッセージ終わっちゃった？』

知『違うの．．．あのね』

知『．．．怒ってないの？』

山『へ？』

知『大晦日なのにこんな．．．僕だけでリビング占領しちゃって』

山『怒ってないよ。大丈夫！』

涼介はそう優しく言ってくれた

山『強いていえばもうちょっと知念と一緒に居たかったけど』

知『/////』

山『今更照れんなってw』

知『だって．．．』

山『ほら、あと15分だよ！』

山『出来た料理から運んでってー！』

知『はーい！』

15分でそばだけじゃなくて他にも料理を作ってくれて

本当に涼介はすごい．．．

．．．．．．．．．．．．
山田side

山『なんとか年越しに間に合ったね！』

知『あと5分だけどね』

並べ終わって2人でリビングで一段落できた時にはもう既に時計の針は

年越しまであと5分を指していた

山『まだメッセージ続いてるね』

知『うん』

山『本当に嵐って活動休止しちゃうのかな』

山『まだ実感わかないな』

知『僕もそうだけど』

知『これからテレビで大野くんを見ることは出来ないのかな．．．』

知『ちょっとずつ実感わくかな』

山『どうだろうね．．．』

知念は下を向いて悲しそうな顔をしていた

俺はテレビをボーッと見ながら嵐へのメッセージを読んでいると

山『あれ？』

山『知念！知念！テレビ！』

知『へ？』

そこに映し出されていたのは嵐ひとりひとりからのメッセージ

時計を見てみるとあと1分で年が変わろうとした所だった

横を見てみるとポロポロと涙を流しながら
知念はメッセージを一生懸命に読んでいた

知『りょーすけぇ．．．』

山『せっかく泣き止んだのにまた泣いちゃったw』

知『だってぇ．．．』

山『思う存分泣いちゃいな』

知『うん．．．』