君でしか救えない恋病 (ymcn) (ページ27)

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山田side

なんだこの可愛い子は

寝ている知念というだけでも可愛いのに

そこにいるのは
ほっぺを赤くして頭にリボンをつけた

可愛すぎる子

しかも玄関に靴が置いてないし
リビングにカバンも置いていなかったということは

サプライズしに来てくれたのかな？

でも俺の帰りが遅くて寝ちゃったのかな？

布団掛けてないしこのままじゃ風邪ひいちゃうから
布団かけたいんだけど

知念がいるのは布団の上

かけたくてもかけれない

起こすのは可哀想だけど

風邪はひいてほしくないから．．．

山『知念？知念？ちょっとだけ起きて？』

知「んっ．．．りょ．．．すけ？」

山『寝落ちしちゃったんだよね？』

山『風邪ひいちゃうから布団掛けよ？』

知『．．．あ！僕！』

知『あの．．．サプライズを．．．』

山『サプライズしに来てくれたんでしょ？ありがと！』

知『クリスマスプレゼントね！あの！』

寝起きで幼い喋り方の知念が可愛くてしょうがない

山『クリスマスプレゼント？！』

知『今日ねクリスマスでしょ？』

知『だからさ！プレゼント持ってきたの！』

山『何持ってきてくれたの？』

知『僕！を！あの．．．』

僕？．．．もしかして僕をどうぞ的な？
でも途中から恥ずかしくなっちゃったの？

何この子可愛すぎるでしょ！

時間が無くて返せてなかったけど

伊野ちゃんから確かLINEが来ていたような

「あのプレゼント俺たちに感謝しろよ？」

なんて書いてあった気がする．．．

これの事なのかな

山『知念を俺にくれるの？』

知『もっとちゃんとしたもの用意したかったんだけどね！』

知『何がいいかわからなくなっちゃって』

知『僕なんかいらないと思うけど．．．』

山『何言ってるの！知念が一番欲しいに決まってるじゃん！』

山『知念を俺にちょうだい？』

知『本当に？』

山『もちろん！』

知『じゃあ僕をどうぞ！』