８３．極大魔法 ページ33
紅炎
「ええい、もう面倒くさい！！！ おい、そこのバルバッドの小僧！！ それとA！！ 来いッッ！！！！」
……ん？
いまわたしの名前が聞こえた気がするような……？
気のせいだよな……
ここはわたしのお気に入りのあの極大魔法同時発動だもんな……
そんなことを考えていたら紅炎サマに首根っこひっつかまれて誘拐されました。
あー、わたしは今、アリババと紅炎の隣に並んで極大魔法を撃とうとしています。
……なして？
わたしは紅炎の煽りを見れればそれでよかったのに……！！
なんて脳内で騒ぎながらも金属器を構える。
紅炎
「恐怖と瞑想の精霊よ」
A
「宥恕と眷恋の精霊よ」
アリババ
「礼節と厳格の精霊よ」
紅炎・A・アリババ
「汝が王に力を集わせ、地上を裁く大いなる業火をもたらせ！！！」
紅炎
「極大魔法、『
わぁカッケー。
白い竜ってカッケー。
A
「極大魔法、『
豹が駆けるそばから周囲の黒いジンたちを一掃していく。
アラジン
「っ！？ どうして触れてもいないのに黒いジンが消えていくんだい！？」
紅明
「……炎は最も高温のとき、青くなります。ですから、おそらくあのジンの豹の周囲は尋常じゃないくらい熱いのでしょう」
A
「ふふっ、そーゆーこと。だから、あまり近づかない方がいいよ……？」
わたしがそう呟くと同時に、豹は依り代に到達する。
依り代と次元の穴を繋ぐ柱を喰いちぎってから牙と爪を突き立てれば、防壁はビシッと音を鳴らす。
アリババ
「うおおおおおおおっ！！！」
チラリと紅炎の顔を見れば、それはもう素敵な笑みでアリババを見ていらっしゃって。
大人の余裕にキュンとするわ。
紅炎
「どうした？ 情けない奴だなぁ、もっと力を出せ！！」
あぁ、この瞬間を見れて幸せ。
特等席万歳。
アリババ
「うるさいな、わかってるよ！！ やってやるぜ！！！」
このペア好き、大好き。
アリババ
「極大魔法『
ドカァン！！
……普通の文字にすると迫力ねぇな。
爆発と同時にフラウロスの豹も消えた。
けど。
依り代はボロボロになりながらも形を保っていた。
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霖(プロフ) - 北狐さん» だってユナンに会いにいくために大峡谷の下まで降りてくの絶対大変じゃないですかｗｗ地上で会えるのなら会っとくべし、みたいなｗｗさて、次はいよいよ続々編ですね。いやなんか全然恋愛展開ないな……？(笑)３の方もよろしくお願いします！(まだ作ってないけどｗｗ) (2021年5月30日 17時) (
レス) id: 86660b3aa5 (このIDを非表示/違反報告)
北狐(プロフ) - 更新お疲れ様です！ユナン待ってました！そのシーン、最高ですよね…！！夢主ちゃん盗み聞きやったんかーい！www ゆなんとどう絡んでいくのか期待！！てかレアキャラって…ww 次回更新もお待ちしてまーす！！笑 (2021年5月30日 17時) (レス) id: 77f9ebe255 (このIDを非表示/違反報告)
霖(プロフ) - 北狐さん» ムフ……誰なんでしょうねぇ？←合ってるとも間違ってるとも言わない意地悪作者。完全に私得なお話しになりそうです。楽しすぎる。まぁそれは置いといて、恋愛相手は誰なのか、いろいろ翻弄できるように頑張りますね！(ﾆﾀｧ←意地悪ぅな笑み) (2021年5月21日 17時) (レス) id: 86660b3aa5 (このIDを非表示/違反報告)
北狐(プロフ) - 更新お疲れ様です！！いつも大量更新嬉しいです！ …まさかこれはマスルールオチ…？ええぇ、もしそうだったらウマウマすぎる…ひええぇ…← お騒ぎしました(( 更新頑張ってください！ (2021年5月20日 22時) (レス) id: 77f9ebe255 (このIDを非表示/違反報告)
霖(プロフ) - 北狐さん» シェヘラザード様は生存ルートが初めから確定してました(。-∀-)私はホント彼女に惚れてるのでｗｗあと恋愛相手が分からんのはそりゃそうだ。まだ本格的に(？)絡んでないですもん。もしかしたら意外な結果かもしれません(いや知らんけど)。更新頑張ります！！ (2021年5月16日 20時) (レス) id: 86660b3aa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霖 | 作成日時：2021年3月21日 12時
